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コアカザトウムシ
学名:Proscotolemon sauteri

コアカザトウムシ(2008.6.28)
Data
和名 コアカザトウムシ
体長 1.0〜1.4mm
分布 本州(関東地方南部以西),四国,九州,屋久島,種子島,南西諸島
出現期 4〜11月
小さい虫やキノコ等
解説 黄橙色の小さなアカザトウムシ。
落ち葉の下などの湿った土壌に見られる。
眼丘が三角形をしており、腹部背板上に顆粒突起及び白い毛がある。
日本産土壌動物図鑑によると、琉球列島以外では♂は発見されておらず、♀のみで単為生殖しているという。このことはヤエヤマサソリLiocheles australasiae)がオーストラリア以外で♂が発見されず♀だけで単為生殖していることと同様の何らかの理由がありそうだ。
 
写真は6月28日に、庭の落ち葉の下で見つけた本種を撮影したもの。ちなみに今年の3月に採集した本種と同じアカザトウムシ科のニホンアカザトウムシPseudobiantes japonicus)はサソリの残した餌だけで現在も飼育している。
 
日本に生息するコアカザトウムシ属(Proscotolemon)は本種のみ。
PHOTO

上から見た本種@
(2008.6.28)

本種のアップ
(2008.6.28)

横から見た本種@
鎌状の触肢が確認できる。
(2008.6.28)

上から見た本種A
腹部背板上の顆粒突起が確認できる。
(2008.6.28)

前から見た本種
(2008.6.28)

横から見た本種A
(2008.6.28)
 
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