オビヒメヨコバイ | |
学名:Naratettix zonatus | |
ライトトラップに飛来した基本型(2015.7.26) |
Data | |||||||||||||||||||||||
和名 | オビヒメヨコバイ | ||||||||||||||||||||||
体長 | 約4mm | ||||||||||||||||||||||
分布 | 北海道,本州,四国,九州,石垣島 | ||||||||||||||||||||||
出現期 | 3〜10月 | ||||||||||||||||||||||
餌 | 広葉樹の葉の汁 | ||||||||||||||||||||||
解説 |
斑紋に多彩な変異があるヒメヨコバイ。 地色は淡黄色で、翅の中央に太い赤色の帯模様があるものが多いが、変異も多く、大きく分けると、翅の中央に黒色の細い線がある基本型,翅の中央に赤色の太い帯模様のある太帯型,翅の中央に斑紋のない無帯型の3パターンがある。 ただ、変異は連続的で中間種的な斑紋のものもある。 尚、「日本動物大百科8」(平凡社)によると、本種は複数の種が混ざっているという見解もあるとされており、研究次第で細分化される可能性がある。 →その後細分化された最新の目録で更新済み。
下の写真は3月27日にカクレミノの葉の裏にいた無紋型(やや基本型)を撮影したもの。やや強い風の中、片手で葉を捲りながら、撮影したものだが、フラッシュに頼りながらもマクロレンズの手ブレ防止機能はかなり有効であった。 同じカクレミノとその直下にあるミツバの葉の裏にも複数の本種が見られ、基本型や無紋型、或いは斑紋の消えかかった基本型であった。紋の現れる位置がまったく同じであることと、一箇所で見られる個体群でそれぞれ連続的な変異もあることから、当ページの2匹は同一種であることは間違いないと思われる。 |
PHOTO | |
カクレミノ上の無紋型@(やや基本型) (2010.3.27) |
カクレミノ上の無紋型A(やや基本型) (2010.3.27) |