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オオコマツモムシ
学名:Anisops stali

オオコマツモムシ(2007.3.16 石垣島)
Data
和名 オオコマツモムシ
体長 9.4〜10.6mm
分布 南西諸島(徳之島以南)
出現期 3〜10月
昆虫
解説 南西諸島に生息するコマツモムシの一種。
コマツモムシ属では最大。
前翅は白色で、胸背は黄白色。
複眼は青灰色で周囲は黒褐色。
習性はマツモムシと同じで、逆さまに泳ぎ、水面に落下した昆虫を捕らえて体液を吸う。
体外消化を行なうため、本種に刺されると消化液も注入され非常に痛いので注意が必要。
 
国内に生息するコマツモムシ属(Anisops)は以下の7種。
和名/学名 分布
コマツモムシ
Anisops ogasawarensis
本州,小笠原諸島,四国,九州,対馬,南西諸島
クロイワコマツモムシ
Anisops kuroiwae
南西諸島(中之島以南)
イシガキコマツモムシ
Anisops occipitalis
南西諸島(奄美大島以南)
オオコマツモムシ
Anisops stali
南西諸島(徳之島以南)
ヒメコマツモムシ
Anisops tahitiensis
南西諸島(喜界島以南)
チビコマツモムシ
Anisops exuguus
本州(東海地方以西),四国,九州,南西諸島
ハナダカコマツモムシ
Anisops nasutus
南西諸島(喜界島以南)
撮影メモ 2007年3月の石垣島旅行で出会った126種目の生き物。山間部にあった流れのほとんどない池に泳いでいた本種を見つけ、撮影のため網で掬い取り撮影した。上からでは見えない背面を見てみると真っ白で見たこともないマツモムシだったので、マツモムシの羽化して間もない個体なのか?と疑問に思っていたがネットで調べてみると本種だということが分かった。この時は参考文献に本種が掲載されていないためネット上のみの同定となってしまいタイワンマツモムシと誤同定したが、後に出版された「日本の水生昆虫」(文一総合出版) で本種であることが分かった。
 
125種目 126種目 127種目
PHOTO

腹面
(2007.3.16 石垣島)
 
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