キンイロエビグモ | |
学名:Philodromus auricomus | |
河原の茂みにいた個体(2020.5.22) |
Data | |||||||||||||||||||||||||
和名 | キンイロエビグモ | ||||||||||||||||||||||||
体長 | ♂:4〜5mm ♀:5〜7mm |
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分布 | キンイロ型:本州,四国,九州 ハラジロ型:北海道,本州,四国,九州(五島) |
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出現期 | 5〜8月 | ||||||||||||||||||||||||
餌 | 昆虫 | ||||||||||||||||||||||||
解説 |
エビグモの一種。 徘徊性で、樹木の幹や草の葉上などを歩き回り、獲物を探している。 本種にはキンイロ型とハラジロ型があり、キンイロ型は黄褐色をして、白色や茶褐色の斑紋がある。 ただし、多様な変異があるようではっきりと2つの型には当てはまらないようだ。 和名はキンイロ型の黄褐色にちなんで付けれたものだが、金色ではなく名前負けの感は否めない。 ハラジロ型は腹部が白く、周囲が暗褐色で境界が波型をしている。 冬場はスギやマツの樹皮の裏に袋状住居を作成して越冬するという。
キンイロ型の写真は、3月29日にアカマツの雄花の根元で発見し撮影したもの。アカマツの雄花と色合いが大変よく似ており、擬態のようだった。2週間後にもう一度同じアカマツに訪れてみると、黄褐色の部分が暗色で、模様のはっきりとした個体が2匹も見られ、それぞれ雄花の蕾の根元付近に見られた。 ハラジロ型の写真は3月4日に公園の木柵にいたハラジロ型の個体を撮影したもの。 |