トゲヤドリカニムシ | |
学名:Haplochernes boncicus | |
トゲヤドリカニムシ(2008.2.19) |
Data | |
和名 | トゲヤドリカニムシ |
体長 | 2〜3mm |
分布 | 本州,他不明 |
出現期 | 一年中 |
餌 | ダニやトビムシなどの小型の虫 |
解説 |
スギやヒノキの樹皮裏に棲息する扁平なカニムシ。 広く分布する普通種だが、情報不足の為、詳細は不明。 「日本動物大百科8」に杉と思われる樹皮裏にいる発見したカニムシとそっくりのカニムシが紹介されていたので、生態・姿から本種と同定した。 2月16日に同じ場所のヒノキの樹皮裏を探したところ、また発見することができた。3匹採取できたので、飼育してみることにした。4月現在、飼育は非常に容易で元気にしているが、大きさに変化は見られない。4月6日に新たにスギの樹皮裏から成体と思われるやや大きめの個体を採集し、一緒に飼育することにした。 4月12日に同じ場所で杉の樹皮を捲って虫を探していると次々と本種が見つかりいずれも成体で、4匹を採集し、現在飼育中の4匹と一緒に飼育することにした。プリンカップでも飼育は可能かもしれないが、餌の発生に余裕を持たせる為、10cm程のタッパーに移動させた。自然に発生するトビムシ類を餌にしているようで長期間飼育することができていたがタッパーでは通気孔を設けていたもののプリンカップ時に比べ湿度が高かったせいか短期間で死滅した。 |