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イネクロカメムシ
学名:Scotinophara lurida

越冬中のイネクロカメムシ(2008.3.1)
Data
和名 イネクロカメムシ
 別名:クロカメムシ
体長 8〜10mm
分布 本州,四国,九州,南西諸島
出現期 5〜8月
イネ科植物(イネ,サトウキビ,マコモ等)の汁
 幼虫も同様。
解説 イネ科植物に集まるカメムシ。
その名の通り、イネに集まる黒いカメムシで、やや鈍い光沢を持つ。
成虫で越冬する。
海外では台湾,朝鮮半島,中国,東洋区に分布している。
 
日本に生息するクロカメムシ属(Scotinophara)の仲間は以下の4種。
和名/学名 分布
オオクロカメムシ
Scotinophara horvathi
本州,四国,九州
イネクロカメムシ
Scotinophara lurida
本州,四国,九州,南西諸島
コクロカメムシ
Scotinophara parva
奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
ヒメクロカメムシ
Scotinophara scottii
本州,四国,九州,対馬,奄美大島,沖縄島
 
写真は3月1日に湿地帯周辺の倒木の裏で越冬中の複数の本種を見つけ撮影したもの。交尾中のペアも見られた。
本種と一緒に、ツマキヘリカメムシHygia opaca)も見られたが、この倒木の下以外では本種が見られなかったのに対して、ツマキヘリカメムシはどこの倒木でも多数見られた。
PHOTO

越冬中の本種
倒木を退けたところ。右上のカメムシはツマキヘリカメムシ
(2008.3.1)
 
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