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シロジュウジホシカメムシ
学名:Dysdercus decussatus

オオハマボウ上の本種(2007.3.12 西表島)
Data
和名 シロジュウジホシカメムシ
 別名:クロジュウジホシカメムシ,クロジュウジカメムシ,ズグロシロジュウジカメムシ
体長 12〜15mm
分布 赤頭型:奄美大島,徳之島,沖縄島
黒頭型:宮古島,石垣島,武富島,小浜島,鳩間島,西表島,与那国島
出現期 一年中
オオハマボウ,サキシマフヨウ,フヨウの汁
 幼虫も同様。
解説 白い十字模様が特徴的なホシカメムシ。
黒地に白い十字、赤い縁取りは非常に目立つ警戒色である。
頭部が赤い赤頭型と黒い黒頭型の2型があり、従来別種とされていた。
両型は同種であるものの分布域が異なり、南西諸島北部に赤頭型、南部に黒頭型が生息している。
南西諸島の海岸近くに多いオオハマボウの花や実に集まる。集団でいることが多い。
 
国内に生息しているアカホシカメムシ属(Dysdercus)のシロジュウジホシカメムシ亜属(Leptophthalmus)は以下の2種。
和名/学名 分布
シロジュウジホシカメムシ
Dysdercus decussatus
奄美大島,徳之島,沖縄島,宮古島,石垣島,武富島,小浜島,鳩間島,西表島,与那国島
オオアカホシカメムシ
Dysdercus fuscomaculatus
奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
撮影メモ 2007年3月の西表島旅行で出会った12種目の生き物。2日目の朝、ホテル近辺にあったオオハマボウに本種がいないか探したところ、蕾と葉の隙間に隠れている本種を発見した。更に翌日、由布島の海岸付近のオオハマボウの葉裏に複数の幼虫と成虫1匹が群れているところを見ることができた。赤・黒・白と非常に派手でさすがに南国といった感じのカメムシだった。
 
11種目 12種目 13種目
PHOTO

オオハマボウの葉にいた成虫
(2007.3.12 西表島)

幼虫の群れ
オオハマボウの葉の裏に成虫・幼虫が集まって隠れている。
(2007.3.13 由布島)

幼虫
(2007.3.13 由布島)

夜間、オオハマボウの蕾に来た幼虫@
(2017.7.8 西表島)

夜間、オオハマボウの蕾に来た幼虫A
(2017.7.8 西表島)
 
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