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ヒメマルゴキブリ
学名:Corydidarum pygmaea

夜間、木の幹に止まっていた個体(2018.3.22 西表島)
Data
和名 ヒメマルゴキブリ
体長 10〜20mm
分布 九州(長崎県),男女群島(女島),宇治島,南西諸島
出現期 3〜12月
樹液
解説 ダンゴムシそっくりのゴキブリ。
ダンゴムシそっくりなのは♀で、♂は普通のゴキブリの形をしているという変わった生態をしている。

近似種のマルゴキブリとはマルゴキブリのほうが大きいという以外の相違点は不明。
 
国内に生息するマルゴキブリ属(Corydidarum)は以下の2種。
和名/学名 分布
マルゴキブリ
Corydidarum nigra
石垣島,西表島
ヒメマルゴキブリ
Corydidarum pygmaea
九州(長崎県),男女群島(女島),宇治島,南西諸島
撮影メモ 西表島産の写真は2006年6月に海岸近くの林内で発見した時のもの。当初、南西諸島に生息するダンゴムシの一種と思って撮影していたが、まさかこれがゴキブリだとは思いもしなかった。改めてダンゴムシと比較して見るとゴキブリ特有の頭部や触角が確認でき、脚も6本しかない。
2007年7月に石垣島旅行で撮影。林縁の石の下で発見した。形はダンゴムシに似ているが、逃げ足の速さはやはりゴキブリであった。
 
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 2018年3月22日に西表島の標高60m付近で夜間林内で発見した。幼虫も2匹見つけることができた。1匹は成虫より一回り小さい程度、もう1匹は5mmと小さかった。どちらも容姿は成虫そっくりだが、やや薄赤く触角の節の数も成虫では写真から39節確認しているが、幼虫では大きいほうで33節、小さい幼虫は17節と明らかな違いが見られた。
PHOTO

夜間、木の幹に止まっていた個体@
(2018.3.22 西表島)

夜間、木の幹に止まっていた個体A
(2018.3.22 西表島)

夜間、木の幹に止まっていた個体B
(2018.3.22 西表島)

石垣島で採集した個体@
(2007.7.29 石垣島産)

石垣島で採集した個体A
(2007.7.29 石垣島産)

石垣島で採集した個体B
(2007.7.29 石垣島産)

石垣島で採集した個体C
(2007.7.29 石垣島産)

木に止まっている本種@
(2006.6.29 西表島)

木に止まっている本種A
(2006.6.29 西表島)

丸まる本種
性質もダンゴムシそっくり。
(2006.6.29 西表島)

幼虫@
成虫より一回り小さく、やや赤みを帯びていた。
(2018.3.22 西表島)

幼虫A
5mm程しかなかった。
(2018.3.23 西表島)
 
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