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タンポヤガ
学名:Xestia ditrapezium

ライトトラップに飛来した本種(2019.8.5 山梨県)
Data
和名 タンポヤガ
開張 ♂:41〜45mm
♀:41〜43mm
分布 北海道,本州,九州(熊本県)
出現期 8〜10月
花の蜜など
 幼虫は広食性で各種草本の葉を食べる。
解説 モンヤガの一種。
地色は灰褐色〜灰紫色で、前翅中央前縁寄りは黒褐色、内部に環状紋・腎状紋がある。
内横線は二重で、基部に黒褐色の斑紋がある。
海外ではロシア南東部,サハリン,シベリアからヨーロッパに分布している。
 
国内に生息するXestia属は以下の16種。
和名/学名 分布
タンポヤガ
Xestia ditrapezium
北海道,本州,九州(熊本県)
シロモンヤガ
Xestia c-nigrum c-nigrum
北海道,本州,四国,九州,対馬
ハコベヤガ
Xestia kollari plumbata
北海道,本州,四国,九州,対馬
ウスチャヤガ
Xestia dilatata
本州(宮城県以南),四国,九州,対馬
キシタミドリヤガ
Xestia efflorescens
北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島
ハイイロキシタヤガ
Xestia semiherbida decorata
国後島,北海道,本州,四国,九州,屋久島
マエキヤガ
Xestia stupenda
北海道(南部),本州,四国,九州,対馬
キミミヤガ
Xestia baja
北海道,本州
クロフトビイロヤガ
Xestia fuscostigma
北海道,本州
ナカグロヤガ
Xestia undosa
国後島,北海道,本州(中国地方以北)
アルプスヤガ
Xestia speciosa
北海道(知床半島,大雪山,芦別岳,夕張岳),利尻島,本州(飛騨山脈,木曽山脈,赤石山脈,加賀白山,八ヶ岳,奥秩父山地)
アトジロアルプスヤガ
Xestia sincera
本州(赤石山脈北岳,富士山,長野県・山梨県境の国師岳)
ヤツガタケヤガ
Xestia yatsugadakeana
本州(妙高山,火打山,飛騨山脈,木曽山脈,蓼科山,八ヶ岳,国師山,赤石山脈)
ダイセツヤガ
Xestia albuncula
北海道(大雪山,知床半島),本州(岩手岳,鳥海山,月山,朝日山地,飯豊山地,飛騨山脈,御嶽山,木曽山脈,八ヶ岳,赤石山脈)
タカネモンヤガ
Xestia wockei
本州(飛騨山脈,八ヶ岳の高山帯)
アサマウスモンヤガ
Xestia descripta
本州(浅間山湯ノ平,長野県川上村,国師岳,岡谷市高ボッチ)
 
トップの写真は8月5日の夜、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。過去の写真も同じ場所で撮影している。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種
(2012.7.26 山梨県)
 
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