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キバラモクメキリガ
学名:Xylena formosa

シラカシ上の本種(2012.11.22)
Data
和名 キバラモクメキリガ
 別名:キバラモクメ
開張 47〜55mm
分布 北海道,本州,佐渡島,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島
出現期 3〜5月,11月
 成虫で越冬する。
樹液,腐った果実
 幼虫は広食性で、ブナ科(クヌギ,カシワ,アベマキ,コナラ,アラカシ),モクレン科(シデコブシ),バラ科(ナシ,サクラ類),マメ科(エンドウ,エニシダ),ケシ科(タケニグサ),タデ科(イタドリ,ギシギシ),キク科(ゴボウ,キクイモ),ナス科(タバコ),ラン科(セッコク),アサ科(エノキ)など多数の植物の葉を食べる。
解説 晩秋から春にかけて出現するやや大型の蛾。
全体的に灰褐色をしており、前翅に2対の紋があり、後方は黒くて明瞭。
春に見る本種は越冬個体のため、色褪せているという。
海外では、台湾,朝鮮半島,中国,ロシア南東部に分布している。
 
トップの写真は11月22日の夜、シラカシの大木に来た本種を撮影したもの。このシラカシからは樹液が出ており、樹液の匂いに惹かれて飛来したようだ。以前にも撮影したことはあったが、今回越冬前の新鮮な個体を撮影することができた。飛来したシラカシの木は、夏場の日中にカブトムシの♂が来ているほどよく樹液が出ている。
PHOTO

シラカシ上の本種
(2012.11.22)

落ち葉の下にいた個体@
(2007.3.24)

落ち葉の下にいた個体A
(2007.3.24)

中齢幼虫
庭のゼラニウムにいた。
(2007.4.28)

終齢幼虫
(2007.4.28)

イタドリ上の終齢幼虫
(2009.5.2 静岡県)
 
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