ホーム > チョウ目 > ヤガ科 > ウスベリケンモン亜科
 
フクラスズメ
学名:Arcte coerula

クヌギの樹液に来た本種(2010.8.27 静岡県)
Data
和名 フクラスズメ
開張 約88mm
分布 北海道,本州,小笠原諸島,四国,九州,対馬,屋久島,南西諸島
出現期 3,7〜8,10〜11月
 成虫で越冬する。
クヌギやコナラなどの樹液
 幼虫はイラクサ科(ラミー,イラクサ,カラムシ,コアカソ,ヤブマオ,ラセイタソウ,ハドノキ),アジサイ科(マルバウツギ),クワ科(コウゾ,クワ)などの葉を食べる。
解説 茶色の大型のヤガ。
茶色に黒い横線や紋がある。
夜間、クヌギやコナラの樹液によく集まる。
成虫で越冬するので、冬に見られることもある。
海外では台湾,朝鮮半島,中国,ロシア南東部,ヒマラヤ山脈周辺,東南アジア,フィリピン,オセアニアなどに分布している。
 
トップの写真は8月27日の夜、静岡県の雑木林でクヌギの樹液に来ていた本種を撮影したもの。本種はキシタバCatocala patala)と共に数が多かった。
夜間、庭の植木に糖蜜トラップを仕掛けたところ、夜の7時前に飛来した。
PHOTO

糖蜜トラップに飛来した本種@
(2014.11.23)

糖蜜トラップに飛来した本種A
(2014.11.23)

糖蜜トラップに飛来した本種B
毎日1匹来るが、模様の個体差から同一個体ではないことが分かる。
(2014.11.29)

吸蜜時の口吻
(2014.11.29)

夜間にクヌギの樹液に来た本種
(2010.8.27 静岡県)

日中にクヌギの樹液に来た本種@
カナブンと一緒に樹液を吸っていた。
(2008.8.20 静岡県)

日中にクヌギの樹液に来た本種A
(2008.8.20 静岡県)

カラムシを食べる幼虫@
(2006.7.15)

カラムシを食べる幼虫A
(2017.8.13 新潟県)

カラムシを食べる幼虫B
(2017.8.13 新潟県)
 
先頭ページへ