ホーム > チョウ目 > セミヤドリガ科 > セミヤドリガ亜科 |
セミヤドリガ | |
学名:Epipomponia nawai | |
成虫(2015.9.10) |
Data | |
和名 | セミヤドリガ |
開張 | 9〜20mm |
分布 | 本州,四国,九州,対馬,屋久島 |
出現期 | 8〜9月 |
餌 | 無し
幼虫はセミ類に寄生。 |
解説 |
セミに寄生する蛾。 成虫は黒色で、前翅に青色の小さな斑紋がある。 幼虫はさまざまなセミ類に寄生するが、特にヒグラシ(Tanna japonensis)に多く寄生する。 終齢幼虫になると、ロウ質白粉で覆われ、脚は退化する。 通常見られる個体は♀で単為生殖しており、♂の発見例は非常に少ないという。 セミに寄生した幼虫は終齢幼虫にまで成長するとセミから離れて下草などに白い繭を作り、羽化後すぐに木の幹などに産卵する。 海外では朝鮮半島南部,台湾に分布している。 |
PHOTO | |
羽化させた個体 (2015.9.10) |
ヒグラシに寄生する幼虫 真っ白で大きいのは終齢幼虫、中央は若齢幼虫、右側は抜け殻 (2009.8.13) |
ヒグラシに寄生する終齢幼虫 (2009.8.12) |
ヒグラシに寄生する幼虫@ (2009.8.14) |
ヒグラシに寄生する終齢幼虫A (2009.8.12) |
ヒグラシに寄生する終齢幼虫B (2009.8.12) |
終齢幼虫に寄生されたヒグラシ 白いのでよく目立つ。 (2009.8.12) |
終齢幼虫に寄生されたアブラゼミ@ (2011.9.7 静岡県) |
終齢幼虫に寄生されたアブラゼミA (2008.8.18) |