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アブラゼミ
学名:Graptopsaltria nigrofuscata

アブラゼミ(2004.8.11)
Data
和名 アブラゼミ
体長 36〜38mm
 翅の先までの場合:60mm
分布 北海道,奥尻島,本州,飛島,粟島,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島),佐渡島,能登島,隠岐,淡路島,四国,沖ノ島,九州,対馬,壱岐,五島列島,天草諸島,甑島列島,種子島,屋久島
出現期 7〜9月
木の汁
 幼虫は地中から木の根の汁を吸う。
解説 全国で最も普通に見られるゼミ。
夏場にジリジリ・・・とよく鳴く。
卵の期間は長く孵化まで300日ほど掛かる。
通常、どこにでもよく見られる最もありふれたセミだが、乾燥に弱いらしく、水不足だった年は自宅周辺にはミンミンゼミOncotympana maculaticollis)だらけで本種がほとんど見られなかった。しかし、多摩川周辺に行って見ると、たくさんの本種が近くの木に止まって騒がしく鳴いていた。このことからもミンミンゼミは乾燥に強く、アブラゼミが乾燥に弱いということが分かる。
本種のように翅に色が付いているセミは世界的に見て珍しい種類とされている。
 
国内に生息するGraptopsaltria属は以下の2種。
和名/学名 分布
アブラゼミ
Graptopsaltria nigrofuscata
北海道,奥尻島,本州,飛島,粟島,伊豆諸島(大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島),佐渡島,能登島,隠岐,淡路島,四国,沖ノ島,九州,対馬,壱岐,五島列島,天草諸島,甑島列島,種子島,屋久島
リュウキュウアブラゼミ
Graptopsaltria bimaculata
奄美大島,加計呂麻島,請島,与路島,徳之島,沖縄島,伊計島,宮城島,平安座島,水納島,伊江島,古宇利島,屋我地島,伊平屋島,伊是名島,瀬底島,久米島,渡嘉敷島,座間味島,慶留間島
 
幼虫は地中で木の根の汁を吸い、3〜4年で成虫となる。
PHOTO

横から見た本種@
(2006.8.18)

横から見た本種A
(2006.8.18)

アブラゼミ@
(2006.8.18)

アブラゼミA
(2006.8.18)

ケヤキ上の本種
(2004.8.11)

アブラゼミB
(2006.8.5)

抜け殻@
(2006.8.5)

抜け殻A
(2006.8.5)

アブラゼミの触角
第3の節が第2の節よりも1.5倍ほど長い。
(2006.8.6)

ミンミンゼミの抜け殻の触角
触角の第3節が急に細くなっているのが分かる。
(2006.8.6)
 
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