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ハゴロモヤドリガ
学名:Epipomponia hagoromo

♀(2009.8.22)
Data
和名 ハゴロモヤドリガ
開張 9〜12mm
分布 本州,九州
出現期 9月
無し
 幼虫はハゴロモ類(スケバハゴロモベッコウハゴロモ,テングスケバ)に寄生。
解説 ハゴロモ類に寄生する小型の蛾。
成虫は黒褐色。触角は両櫛歯状で、♀では短いが、♂では長く発達する。
国内で確認されているセミヤドリガ科は、セミヤドリガEpipomponia nawai)と本種のみである。
小型で地味な蛾で、出現期も短いことなどから、成虫を発見することは困難。寄主であるハゴロモ類は本種の幼虫が1匹寄生されても弱ったり、死んだりすることはなかった。
 
写真は8月14日にベッコウハゴロモOrosanga japonicus)に寄生していた幼虫を羽化させたもの。ベッコウハゴロモを採集後、当日中に幼虫は離れ、繭を作ったが、その後蛹は落下し、そのまま羽化した。寄生されていたベッコウハゴロモは特に弱った様子もなく、幼虫が離れた後に飛び去った。
PHOTO

♀@
(2009.8.22)

♀A
(2009.8.22)

♀B
(2009.8.22)

幼虫に寄生されたベッコウハゴロモ@
(2009.8.14)

幼虫に寄生されたベッコウハゴロモA
(2009.8.14)

繭を作る終齢幼虫
(2009.8.15)


(2009.8.21)
 
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