クロツマキシャチホコ | |
学名:Phalera minor | |
ライトトラップに飛来した本種(2012.7.23 静岡県) |
Data | |||||||||||||
和名 | クロツマキシャチホコ | ||||||||||||
開張 | ♂:約55mm ♀:約68mm |
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分布 | 本州(関東地方南部以西),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島 | ||||||||||||
出現期 | 6〜8月 | ||||||||||||
餌 | 食べない
幼虫はブナ科(コナラ,クヌギ,アラカシ,ウバメガシ)の葉を食べる。 |
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解説 |
折れた枝を思わせる色彩を持つシャチホコガの一種。 前翅の地色は灰褐色で、翅頂に黄白色の紋がある。 同属に本種とよく似たツマキシャチホコ(Phalera assimilis)がいるが、ツマキシャチホコでは翅頂の黄白色紋の内寄り角が突出しないのに対し、本種では突出する点で区別できる。 (ツマキシャチホコとの相違点参照) 本種の幼虫は若齢までは集団で生活する。 海外では、台湾,朝鮮半島,中国,インドシナ半島などに広く分布している。
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PHOTO | |
ライトトラップに飛来した本種@ (2012.7.23 静岡県) |
ライトトラップに飛来した本種A (2012.7.23 静岡県) |
ライトトラップに飛来した本種B (2012.7.23 静岡県) |
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ツマキシャチホコとの相違点 | |
クロツマキシャチホコ 黄白色紋の内側の角が突出する(赤線部)。 黄白色紋の前縁に茶褐色の横線は直線的。 内横線基部後縁付近の暗色紋は不安定。 (2012.7.23 静岡県) |
ツマキシャチホコ 黄白色紋の内側の角が突出しない(赤線部)。 黄白色紋の前縁の内側に茶褐色の横線が出ることが多い。横線は弧状。 内横線基部後縁付近に暗色紋がある。 (2017.8.11 新潟県) |