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フトジマナミシャク
学名:Xanthorhoe saturata

ライトトラップに飛来した本種(2015.6.6)
Data
和名 フトジマナミシャク
開張 ♂:16〜22mm
♀:20〜25mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(伊豆大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島),四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島
出現期 4〜12月
花の蜜など
 幼虫は広食性で、ブナ科(アベマキ),バラ科(ノイバラ),セリ科(ニンジン,ミツバ),アブラナ科(キャベル),キク科(センダングサ)などの葉を食べる。
解説 翅中央付近が太い暗褐色の波状帯があるナミシャク。
前翅の中央が黒褐色のものから全体的に淡色の個体まで個体差がある。
翅の外縁は白っぽく、やや不明瞭な2対の暗褐色の紋がある。
従来、沖縄は分布域に含まれていなかったが、最近♂が発見された。
海外では、台湾,中国,インド北部に分布している。
 
国内に生息するXanthorhoe属は以下の13種。
和名/学名 分布
クロモンミヤマナミシャク
Xanthorhoe fluctuata malleola
北海道,本州(中部地方山地)
タカネナミシャク
Xanthorhoe sajanaria
北海道
キアシシロナミシャク
Xanthorhoe abraxina abraxina
北海道,本州
ヨスジナミシャク
Xanthorhoe quadrifasciata ignobilis
北海道,本州,四国,九州
キタミナミシャク
Xanthorhoe separata
北海道
アカマダラシマナミシャク
Xanthorhoe dentipostmediana
北海道,本州
ハングロナミシャク
Xanthorhoe semilactescens
本州,四国,九州
フトジマナミシャク
Xanthorhoe saturata
北海道,本州,伊豆諸島(伊豆大島,利島,新島,式根島,神津島,三宅島,御蔵島),四国,九州,対馬,屋久島,沖縄島
ナカシロスジナミシャク
Xanthorhoe biriviata angularia
北海道,本州,四国,九州
トビスジコナミシャク
Xanthorhoe designata rectantemediana
北海道,本州
ナカクロオビナミシャク
Xanthorhoe purpureofascia
北海道,本州(中部地方山地)
フタトビスジナミシャク
Xanthorhoe hortensiaria
本州,伊豆諸島(三宅島),四国,九州,対馬
ツマグロナミシャク
Xanthorhoe muscicapata
北海道,本州,四国,九州
 
トップの写真は6月6日の夜、近くの森林内に設置したライトトラップに飛来した本種を撮影したもの。色彩は個体差が激しく、今回の個体は模様がはっきりしていて茶色味がほとんどない個体だった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した本種@
近所の林内に設置したライトトラップに飛来したもの。
(2016.4.9)

ライトトラップに飛来した本種A
(2016.4.9)

ライトトラップに飛来した本種B
(2016.4.9)

ライトトラップに飛来した本種C
(2016.4.9)

ライトトラップに飛来した本種
(2015.6.5)

自宅の外灯に飛来した本種
(2011.6.22)

日中に自宅の壁に止まっていた。
(2006.9.18)

ピンク色を帯びた本種@
夜間、フユシャク探し中に林道に翅を立てた状態で止まっていた。
(2007.2.12)

ピンク色を帯びた本種A
(2007.2.12)

ピンク色を帯びた本種B
(2007.2.12)
 
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