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チャノコカクモンハマキ
学名:Adoxophyes orana fasciata

ライトトラップに飛来した♂(2012.8.25 静岡県)
Data
和名 チャノコカクモンハマキ
開張 13〜18mm
分布 本州,淡路島,伊豆諸島,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
出現期 3〜10月
不明
 幼虫はツバキ科(チャノキ,ツバキ),ブドウ科,バラ科,ブナ科,ヤマモモ科,フトモモ科(ユーカリ属),ミカン科,タデ科,ツリフネソウ科(ホウセンカ),カキノキ科,シソ科(サルビア),モチノキ科,キク科,ウコギ科,マキ科(イヌマキ)などの葉を食べる。
解説 翅の前縁後方の三角形の紋とV字の横線があるハマキガ。
♂の模様は極めて明瞭になる。
♀では同属のウスコカクモンハマキと酷似しているため同定は難しいが、ウスコカクモンハマキでは前翅の地色がより鮮やかで網目状の細い線が未発達、中帯がより直線的で後角付近で二又に分かれることもあるなどの違いがみられる。
 
国内に生息するAdoxophyes属は以下の4種(未記載種1種を含む)。
和名/学名 分布
リンゴコカクモンハマキ
Adoxophyes orana fasciata
小笠原諸島,南大東島,西表島
チャノコカクモンハマキ
Adoxophyes honmai
本州(関東地方以西),淡路島,伊豆諸島,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
ウスコカクモンハマキ
Adoxophyes dubia
本州(伊豆半島以西),佐渡島,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島,与那国島
オガサワラコカクモンハマキ
Adoxophyes sp.
小笠原諸島(父島)
 
写真は8月25日の夜1時頃、静岡県の標高100m付近の草原に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。
 
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