ホーム > チョウ目 > ハマキガ科 > ハマキガ亜科
 
リンゴコカクモンハマキ
学名:Adoxophyes orana fasciata

ライトトラップに飛来した♂(2021.8.5 岩手県)
Data
和名 リンゴコカクモンハマキ
 別名:リンゴノコカクモンハマキ,コカクモンハマキ
開張 13〜21mm
分布 北海道,本州,佐渡島,淡路島,四国,九州
出現期 5〜10月
不明
 幼虫はバラ科,ブナ科,ヤナギ科,カバノキ科,ウコギ科(ハリギリ),マメ科など多くの広葉樹の葉を食べる。
解説 黄褐色で斜めに暗褐色の帯があるハマキガ。
前翅は茶褐色で暗褐色の帯状の斑紋がある。
♂は前翅に前縁ひだがある。♀の色彩は♂より不明瞭。
同属のチャノコカクモンハマキに酷似するが、チャノコカクモンハマキでは網目模様は未発達、前翅の中帯が比較的直線的で後角付近で二又に分かれることもある他、♂の地色は明るい傾向があるなどの違いがみられる。
 
国内に生息するAdoxophyes属は以下の4種(未記載種1種を含む)。
和名/学名 分布
リンゴコカクモンハマキ
Adoxophyes orana fasciata
小笠原諸島,南大東島,西表島
チャノコカクモンハマキ
Adoxophyes honmai
本州(関東地方以西),淡路島,伊豆諸島,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島
ウスコカクモンハマキ
Adoxophyes dubia
本州(伊豆半島以西),佐渡島,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島,与那国島
オガサワラコカクモンハマキ
Adoxophyes sp.
小笠原諸島(父島)
 
トップの写真は8月5日の夜3時過ぎ、岩手県の標高200m付近の林内に設置したライトトラップに飛来した♂を撮影したもの。
♀の写真は雨上がりの近所の林道を歩いたところ茂みのオニドコロの葉上に止まっていた♀を見つけ撮影したもの。同定の難しい種だが本種の特徴が比較的出ている個体だった。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂
(2021.8.5 岩手県)

オニドコロ上の♀
(2019.6.22)

オニドコロと♀
(2019.6.22)

庭の植木にいた♀
(2006.9.16)
 
先頭ページへ