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ウコンエダシャク
学名:Corymica pryeri

♂(2011.8.11 山梨県)
Data
和名 ウコンエダシャク
開張 24〜31mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島(大島,新島,御蔵島,八丈島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
出現期 5〜8月
花の蜜
 幼虫はクスノキ科(ダンコウバイ,シロダモ,タブノキ)の葉を食べる。
解説 ウコン色のエダシャク。
♂では前翅基部に透明な窓がある。
前翅の後縁は中央から後方にかけて内側に湾曲する為、翅を広げると後翅は離れる。
近似種に本種よりもやや小型のヒメウコンエダシャクがいるが、前翅後縁沿いの斑紋が異なる(ページ下部参照)。
海外では台湾,朝鮮半島,中国,マレーシア,インドネシア〜ニューギニア島まで分布している。
 
国内に生息するCorymica属は以下の3種。
和名/学名 分布
ヒメウコンエダシャク
Corymica arnearia
本州(関東地方以西),四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,西表島
ウコンエダシャク
Corymica pryeri
北海道,本州,伊豆諸島(大島,新島,御蔵島,八丈島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
ヘリグロキエダシャク
Corymica deducta deducta
本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,徳之島
 
写真は8月11,12日の夜、山梨県の標高1,600mの山地の外灯に飛来した本種を撮影したもの。本種で本属全3種全てを撮影することができて嬉しい。
PHOTO

♂のアップ
(2011.8.11 山梨県)


(2011.8.12 山梨県)
ヒメウコンエダシャクとの相違点

本種
前翅後縁沿いの中央付近の紋は大きく茶褐色。
前翅後縁の後角寄りの紋は中央付近の紋より小さい。
(2011.8.11 山梨県)

ヒメウコンエダシャク
前翅後縁の中央付近の紋は白抜きで小さく2個に別れる。
前翅後縁の後角寄りの紋は中央付近の紋より大きい。
(2012.8.24 静岡県)
 
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