ホーム > チョウ目 > シャクガ科 > エダシャク亜科
 
ヒメウコンエダシャク
学名:Corymica arnearia

♀(2008.7.2 静岡県)
Data
和名 ヒメウコンエダシャク
開張 22〜26mm
分布 本州(関東地方以西),四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,西表島
出現期 7〜9月
花の蜜
 幼虫の食草も不明だが、香港でクスノキから幼虫が得られたという。
解説 鮮やかな黄色のエダシャク。
ウコン色というよりレモンイエローで、褐色の小さな斑紋が散らばっている。
♂では前翅基部に透明な窓がある。
近縁種と同様、本種も前翅と後翅が離れる。
近似種に本種よりもやや大きなウコンエダシャクがいるが、前翅後縁沿いの斑紋が異なる(ページ下部参照)。
 
国内に生息するCorymica属は以下の3種。
和名/学名 分布
ヒメウコンエダシャク
Corymica arnearia
本州(関東地方以西),四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,徳之島,沖縄島,西表島
ウコンエダシャク
Corymica pryeri
北海道,本州,伊豆諸島(大島,新島,御蔵島,八丈島),四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島,沖縄島,石垣島,西表島
ヘリグロキエダシャク
Corymica deducta deducta
本州,四国,九州,対馬,種子島,屋久島,奄美大島,徳之島
 
トップの写真は7月2日に静岡県の標高600m付近の雑木林内にいた♀を撮影したもの。小さな黄色い蛾が飛んでいて止まったところを撮影した。
♂の写真は8月24日の夜、静岡県の標高100m付近の草原に設置したライトトラップに飛来したもの。
PHOTO

ライトトラップに飛来した♂
(2012.8.24 静岡県)

♀のアップ
(2008.7.2 静岡県)


(2008.7.2 静岡県)
ウコンエダシャクとの相違点

ヒメウコンエダシャク
前翅後縁の中央付近の紋は白抜きで小さく2個に別れる。
前翅後縁の後角寄りの紋は中央付近の紋より大きい。
(2012.8.24 静岡県)

ウコンエダシャク
前翅後縁沿いの中央付近の紋は大きく茶褐色。
前翅後縁の後角寄りの紋は中央付近の紋より小さい。
(2011.8.11 山梨県)
 
先頭ページへ