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チャノウンモンエダシャク
学名:Jankowskia fuscaria fuscaria

明かりに飛来した♂(2011.9.18)
Data
和名 チャノウンモンエダシャク
開張 ♂:32〜40mm
♀:40〜52mm
分布 本州,四国,九州,対馬,屋久島
出現期 5〜6,8〜10月
花の蜜など
 幼虫は広食性で、ツバキ科(チャノキ),ブナ科,ニレ科,バラ科,モチノキ科,クスノキ科,ツツジ科,モクレン科などの葉を食べる。
解説 中型のエダシャクの一種。
黒色の明瞭な外横線があり、外横線より下側は淡褐色をしている。
腹部背面の前方が白色で目立つ。
♂の触角は櫛歯状、♀の触角は糸状。
奄美大島産及び沖縄島産の個体は、後翅の外横線などに違いが見られ、別亜種(naitoi)とされている。
同属のキタウンモンエダシャクに似るが、外横線がギザギザしていることと、外横線直下も暗褐色であるのに対し、本種では外横線が滑らかでギザギザしないことと外横線直下から淡色になる点などで区別できる。
 
国内に生息するJankowskia属は以下の2種(1亜種)。
和名/学名 分布
チャノウンモンエダシャク
Jankowskia fuscaria fuscaria
本州,四国,九州,対馬,屋久島
チャノウンモンエダシャク(奄美以南亜種)
Jankowskia fuscaria naitoi
奄美大島,沖縄島
キタウンモンエダシャク
Jankowskia pseudathleta
北海道,本州,四国,九州,対馬
 
写真は9月18日の夜、自宅の外灯に飛来した♂を撮影したもの。似た種が多いエダシャクの中でも、本種の特徴的な模様のおかげですぐに同定できた。
亜種の相違点

基亜種
外横線は波打つ。
(2011.9.18)

奄美以南亜種
外横線が直線的。
(2013.5.2 沖縄県国頭郡)
 
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