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キタウンモンエダシャク
学名:Jankowskia pseudathleta

ライトトラップに飛来した♀(2012.7.25 山梨県)
Data
和名 キタウンモンエダシャク
開張 ♂:33〜40mm
♀:43〜50mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬
出現期 6〜7月
花の蜜など
 幼虫は広食性で、各種広葉樹の葉を食べる。
解説 山地性の中型のエダシャクの一種。
全体的に暗褐色で、翅には黒色の明瞭な外横線があり、外縁付近が茶褐色。
腹部背面の前方が白色で目立つ。
♂の触角は櫛歯状、♀の触角は糸状。
同属のチャノウンモンエダシャクに似るが、外横線が滑らかでギザギザしないことと外横線直下から淡色になるのに対し、本種では外横線がギザギザしており、外横線直下も暗褐色である点などで区別できる。
海外では朝鮮半島とロシア南東部に分布している。
 
国内に生息するJankowskia属は以下の2種(1亜種)。
和名/学名 分布
チャノウンモンエダシャク
Jankowskia fuscaria fuscaria
本州,四国,九州,対馬,屋久島
チャノウンモンエダシャク(奄美以南亜種)
Jankowskia fuscaria naitoi
奄美大島,沖縄島
キタウンモンエダシャク
Jankowskia pseudathleta
北海道,本州,四国,九州,対馬
 
写真は7月25日の夜、山梨県の標高1,600m付近の林縁に設置したライトトラップに飛来した♀を撮影したもの。今後は♂も撮影したい。
 
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