オオアカマエアツバ | |
学名:Simplicia niphona | |
ライトの明かりに飛来した♀(2015.7.21 静岡県) |
Data | |||||||||||||||
和名 | オオアカマエアツバ | ||||||||||||||
開張 | 30〜38mm | ||||||||||||||
分布 | 北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,奄美大島 | ||||||||||||||
出現期 | 5〜10月 | ||||||||||||||
餌 | 不明 幼虫は広葉樹の枯れ葉を食べる。 |
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解説 |
クルマアツバの一種。 褐色で内横線と外横線はやや暗色で不明瞭。前翅後方にある亜外縁線は淡褐色で比較的明瞭。 前翅前縁は黄色味が強い。 ♂の触角にはやや細長い瘤状の結節があるが、♀にはない。 夜行性でよく灯火に飛来する。 近似種にニセアカマエアツバがいるが、本種のほうが大型で、内・外横線が薄く不明瞭。 またアカマエアツバにも似るが、本種より珍しく下唇鬚末節の幅が本種よりはるかに細く先端がやや尖って見えるとされる。 海外では朝鮮半島,ロシア東南部,台湾,中国,インド,スリランカ〜インドシナ,マレー半島,スマトラ島,ボルネオ島に分布している。
自宅の外灯にも飛来しているが、いつも蛾を狙っている大きなヤモリに翅をパクリとやられたらしく右の前翅の先端部分が欠けていた。 10月22日には神奈川県南部の標高100m付近の林内に設置したライトトラップに飛来したと思われるペアの交尾も観察できた。 |