ホーム > チョウ目 > タテハチョウ科 > テングチョウ亜科 |
テングチョウ | |
学名:Libythea lepita celtoides | |
テングチョウ(2009.1.3) |
Data | |||||||||||||
和名 | テングチョウ | ||||||||||||
前翅長 | 19〜29mm | ||||||||||||
分布 | 本州,四国,九州,対馬,屋久島 | ||||||||||||
出現期 | 3〜6,9〜11月 | ||||||||||||
餌 | 花の蜜,樹液,獣糞
幼虫はエノキ,リュウキュウエノキの葉を食べる。 |
||||||||||||
解説 |
天狗を連想させるタテハチョウ科のテングチョウ。 天狗のような突起もさることながら、裏翅の枯れ葉そっくりの模様には驚かされる。 模様や色彩には個体差が多いが、葉の葉脈まで見事に表現されているものも見られ、天狗の鼻のような突起は葉の茎の擬態とも考えられる。この突起は下唇ヒゲが発達してできたものである。 湿気の高い地面を好むようで、極めて低空を飛行し、すぐに着地しよく吸水しているところが観察できる。 翅を広げるとキタテハ(Polygonia c-aureum c-aureum)を思わせるオレンジ色の模様が見られる。 成虫で越冬し、春先から見ることができるが、夏場は休眠し、秋に再び活動する。
|