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ムラサキツバメ
学名:Arhopala bazalus

ムラサキツバメの♀(2008.11.23)
Data
和名 ムラサキツバメ
前翅長 19〜23mm
分布 本州(茨城県以南),伊豆諸島,四国,九州
出現期 5〜12月
花の蜜
 幼虫はマテバシイ,シリブカガシの葉
解説 ムラサキシジミに似たシジミチョウ。
ムラサキシジミに似ているが、後翅に突起があり、ムラサキシジミよりも一回り大きい。
♂は翅の表全体が暗い紫色をしているが、♀では前翅の中央部のみ鮮やかな青紫色に輝く。
家の古い図鑑には本種の分布域は四国以南となっていることから、温暖化で北上して関東まで進出してしまったようである。
幼虫は扁平で黄緑色をしており、飼育した限りでは、主に夜間葉を食べ、日中は葉を糸で包んで身を隠す習性があるようだ。
 
写真は11月23日に庭のヤツデに来た♀を撮影したもの。幼虫の写真は、8月9日にカシオオアブラムシのいる小枝の葉の裏で見つけたもの。アブラムシと同様に蜜を出すらしく、アリを伴っていた。その後、8月21日に成虫が羽化していた。その間まったく見ていなかったが、ケースのマット上には蛹の抜け殻があった。
PHOTO


(2007.1.8)

♀A
(2005.9.18)

羽ばたく♀
翅を閉じて止まっているところを撮影しようとしたところ、一瞬翅を開き、表の青い部分を少し見ることができた。
(2005.9.18)

横から見た本種
裏の翅は地味で、ムラサキシジミにも似ているが尾状突起がある。
(2005.10.30)

マテバシイ上の幼虫
(2010.8.9)
 
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