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カシオオアブラムシ
学名:Lachnus roboris

マテバシイ上の無翅型(2010.8.7)
Data
和名 カシオオアブラムシ
体長 約3mm
分布 本州,他不明
出現期 8月
マテバシイ,アラカシなどの汁
 幼虫も同様。
解説 マテバシイに集まるオオアブラムシの一種。
全身黒色で、触角は短く、脚は長い。
クリオオアブラムシLachnus tropicalis)と近縁な種でよく似ているが、4〜5mmと大きく、やや艶消し状であるのに対し、本種では最大でも3mmと小さく、光沢が強い。
 
写真は8月7日に近所のマテバシイの街路樹の根元から出ていた小枝にあった本種のコロニーを採取して撮影したもの。数日前より出勤時に見ており、マテバシイケクダアブラムシEutrichosiphum heterotrichum)だと思っていて再度撮影しようと夜間に持ち帰ったところ、オオアブラムシであることに気付き、初めて本種を知った。
6月9日に撮影した個体は近所のアラカシをビーティングして得られたもの。暗褐色で別種のように見えるがカシ類に集まるオオアブラムシは本種しかいないため、本種とした。
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PHOTO

マテバシイ上での産仔
(2010.8.7)

マテバシイ上の幼虫
(2010.8.7)

マテバシイ上の有翅型の幼虫
(2010.8.7)

マテバシイ上の無翅型の幼虫
(2010.8.7)

アラカシにいた無翅型@
(2020.6.9)

アラカシにいた無翅型A
(2020.6.9)

アラカシにいた無翅型B
(2020.6.9)

アラカシにいた無翅型C
(2020.6.9)

アラカシにいた幼虫
(2020.6.9)
 
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