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キンミズヒキフタマタアブラムシ
学名:Aphis argrimoniae

キンミズヒキ上の無翅型(2010.7.24)
Data
和名 キンミズヒキフタマタアブラムシ
 別名:キンミズヒキアブラムシ
体長 約1.5mm
分布 本州,他不明
出現期 5〜11月
キンミズヒキ
 幼虫も同様。
解説 キンミズヒキに付く黄色いアブラムシ。
全身黄色〜淡黄色。
角状管と尾片は淡色で短め。触角は体長よりも短い。
キンミズヒキの葉の裏や花序に付く。
和名のフタマタは有翅型の翅の中径脈が1回分岐することに由来するとされる。
 
写真は7月24日に日当たりの良い草むらの道沿いのキンミズヒキにいた無翅型を撮影したもの。花序中の茎にコロニーがあり、有翅型の幼虫も見られた。有翅型の成虫を撮影する為、花序を持ち帰ったところ、その晩に有翅型が羽化した。翅脈を確認すると前から3番目の脈がY字状に1回のみ枝分かれしており、他種では2回枝分かれしていることからこの脈が中径脈と思われる。
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PHOTO

キンミズヒキ上の有翅型@
(2010.7.25)

キンミズヒキ上の有翅型A
(2010.7.25)

キンミズヒキ上の有翅型B
(2010.7.25)

キンミズヒキ上の無翅型@
(2010.7.24)

キンミズヒキ上の無翅型A
寄生蜂の卵が付いている。
(2010.7.24)

キンミズヒキ上の無翅型B
(2010.7.24)

キンミズヒキ上の無翅型の成虫とマミー
灰色のがマミー。
(2010.7.24)

キンミズヒキ上の幼虫
右の個体は有翅型の幼虫。
(2010.7.24)

キンミズヒキ上の有翅型の幼虫
(2010.7.24)

キンミズヒキの蕾のコロニー
(2010.7.24)

本種がいるキンミズヒキ
(2010.7.24)
翅脈の特徴

キンミズヒキフタマタアブラムシの翅脈
中径脈が二又。小型種であるコミカンアブラムシも同様。

タケノアブラムシの翅脈
多くのアブラムシの仲間では中径脈は2回分岐する。
 
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