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ジャガイモヒゲナガアブラムシ
学名:Aulacorthum solani

ジャガイモ上の有翅型(2010.11.22)
Data
和名 ジャガイモヒゲナガアブラムシ
体長 約2.5mm
分布 日本全土
出現期 3〜11月
さまざまな植物の汁
 幼虫も同様。
解説 多食性のヒゲナガアブラムシ。
無翅型の体色は明るい緑色で光沢があり、脚は褐色で腿節先端部は暗色。
角状管は長めで先端が黒色。
本種は、以前シノニムとして扱われていた経緯もあるヤマブキヒゲナガアブラムシAulacorthum kerriae)と酷似しているが本種では頭部背面の毛が短いこととされている。ただし、顕微鏡で見ないと確認するのは困難なようだ。
ただ本種は多食性の為、ヤマブキヒゲナガアブラムシの寄主植物であるフキ,ヤエムグラ,ヤマブキ以外で見られるものは本種の可能性が高いと思われる。
 
トップの写真は11月22日に庭のジャガイモの葉の裏にいた有翅型を撮影したもの。体長は2mmほどでかなり痩せている個体で、葉の裏に1匹だけしかいなかった。本種は多食性でさまざまな植物に見られる為、よくがっかりさせられるアブラムシである。有翅型や幼虫がカラムシにいるとカラムシコブアブラムシ(Myzus boehmeriae)、アキカラマツにいたらアキカラマツオナガアブラムシLongicaudus trirhodus)といったまだ撮影していない有翅型ではないかと期待させられよく見ると本種であることが分かりがっかりさせられる事が多い。しかし、通常は葉の裏にいる本種だがサンゴジュでは葉の表に寄生するなど新しい発見は楽しいものがある。
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PHOTO

カラムシ上の有翅型
(2010.11.20)

ジャガイモ上の有翅型@
痩せている。♂の可能性もある。
(2010.11.22)

ジャガイモ上の有翅型A
(2010.11.22)

キツネアザミ上の有翅型@
(2010.4.30)

キツネアザミ上の有翅型@
(2010.4.30)

キツネアザミ上の有翅型A
(2010.4.30)

ジャガイモ上の無翅型
(2010.11.23)

サンゴジュ上の無翅型
(2010.4.30)

サンゴジュ上の有翅型の幼虫
複数見られたが、すべて葉の表にいた。
(2010.4.30)

アジサイ上の無翅型♀
(2009.3.7)

アジサイ上で産仔中の無翅型♀@
(2009.3.7)

アジサイ上の産仔中の無翅型♀A
(2009.3.7)

カラムシ上の幼虫
(2010.11.23)

サンゴジュ上の有翅型の終齢幼虫
(2010.4.30)

サンゴジュ上の有翅型の幼虫
(2010.4.30)

カラムシ上の有翅型の幼虫
(2010.11.20)

カラムシ上の幼虫@
カラムシコブアブラムシと紛らわしい。
(2009.10.23)

カラムシ上の幼虫A
(2009.10.23)

カラムシ上の幼虫B
(2009.10.23)

カラムシ上の1齢幼虫
(2010.11.20)

カラムシ上のコロニー@
(2010.11.20)

カラムシ上のコロニーA
(2009.10.11)
 
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