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ヤマブキヒゲナガアブラムシ
学名:Aulacorthum kerriae

フキ上の無翅型(2009.3.8)
Data
和名 ヤマブキヒゲナガアブラムシ
体長 約2.5mm
分布 本州,他不明
出現期 3〜11月
フキ,ヤエムグラ,ヤマブキの汁
 幼虫も同様。
解説 ヤマブキやフキ、ヤエムグラに付くヒゲナガアブラムシ。
無翅型の体色は明るい緑色で光沢があり、脚は褐色で腿節先端部は暗色。
角状管は長めで先端が黒色。
本種は、以前当サイトで、ジャガイモヒゲナガアブラムシAulacorthum solani)と紹介していたが、最近購入した「日本原色アブラムシ図鑑(全国農村教育協会)」に本種が掲載されており、実際、ジャガイモヒゲナガアブラムシと酷似している為、シノニムとして扱われていた経緯がある種であることが分かった。本種との区別は、頭部背面の毛が長いこととされているが、顕微鏡で見ないと確認するのは困難なようだ。
また、本種はフキ,ヤエムグラ,ヤマブキのみに付くことから、同定の判断材料として有効と思われる。ただし、ジャガイモヒゲナガアブラムシは非常に多種の植物に来る為、確実ではない。
 
写真はすべて3月8日に自宅の庭のフキにいた本種を撮影したもの。大発生したが、その後ヒラタアブの幼虫に食べられほとんどいなくなってしまった。
関連リンク  アブラムシ特集
PHOTO

フキ上の有翅型@
(2009.3.8)

フキ上の有翅型A
(2009.3.8)

幼虫を産む有翅型の♀@
(2009.3.20)

幼虫を産む有翅型の♀A
フキの蕾で発生していた。
(2009.3.20)

フキ上の無翅型@
緑色のタイプ。
(2009.3.8)

フキ上の無翅型A
黄色のタイプ。
(2009.3.8)

フキ上の幼虫@
(2009.3.8)

フキ上の幼虫A
(2009.3.8)

フキ上の無翅型終齢幼虫
(2009.3.8)

寄主のフキ
(2009.3.8)

フキの蕾のコロニー
葉の裏よりも蕾に多い。
(2009.3.20)
 
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