ホーム > トピックス > 甲殻類 > エビ目 > ヌマエビ科 > カワリヌマエビ属 |
カワリヌマエビ属 | |
学名:Neocaridina denticulata ssp. | |
採集した個体(2017.6.25 横浜産) |
Data | |
和名 | カワリヌマエビ属 |
体長 | 約2cm |
分布 | 日本,中国,韓国 |
エサ | 雑食性(藻類,アカムシ等) |
コメント |
全国的に広がっているカワリヌマエビ属の不明種。 ペットショップなどでミナミヌマエビ(Neocaridina d. denticulata)として販売されている種のほとんどが中国原産の亜種シナヌマエビ(Neocaridina d. sinensis)か両亜種の交雑個体だという。更に西日本では中国・韓国原産の別の亜種ツノナガカワリヌマエビ亜種群との交雑個体も進んでいるという。 ただ、亜種間レベルの交雑の為、ミナミヌマエビの一種という言い方もできるかもしれない。 ミナミヌマエビの分布域ではない神奈川県横浜市の川にも多数のカワリヌマエビ属の個体が見られ採集したところ、額角の長さは短いものから長い(第一触角柄部先端を超えない程度)ものまで様々で第一触角柄部先端を超えるとされるミナミヌマエビとの雑種の可能性があるようだ。 抱卵した個体も見られ、大卵型で水槽内で容易に繁殖している。 子供の頃もよく川や池で遊んでいたが、ザリガニはいてもヌマエビを見た記憶はまったくなく、どこへ行っても多数のヌマエビを目にすることに違和感を覚えていたがやはりその後持ち込まれてしまったということのようだ。 色彩は環境によっても様々に変異するようだが♀の老熟個体は大きい上に全体的に色が黒っぽく、背中に明瞭なクリーム色のラインが入り見応えがある。 飼育下ではキューブ水槽で飼育しているが、色彩は個体によって様々で見ていて飽きない。 大型水槽でイモリと同居させたりもしているがイモリの食べ残しを食べてくれる上、イモリに捕食されることもなく飼育は容易。 |
参考リンク |
|
PHOTO | |
緑っぽい個体@ 採集個体。 (2017.6.25 横浜産) |
緑っぽい個体A 「イモリの主食」を食べているところ。 (2017.6.25 横浜産) |
黒い縞模様のある個体@ 採集個体。 (2017.6.25 横浜産) |
黒い縞模様のある個体A 採集個体。 (2017.6.25 横浜産) |
赤茶色の個体 採集個体。 (2017.6.25 横浜産) |
人工飼料を食べる2匹 (2017.6.25 横浜産) |
人工飼料を食べるエビたち@ 採集個体。 (2017.6.25 横浜産) |
人工飼料を食べるエビたちA 採集個体。 (2017.6.25 横浜産) |
抱卵した♀@ 採集個体。 (2017.6.25 横浜産) |
抱卵した♀A 採集個体。 (2017.6.25 横浜産) |
透明感のある個体 採集個体。 (2017.6.25 横浜産) |
上から見た個体@ 額角は比較的長めだが、第一触角柄部先端は超えていない。 (2017.6.18 横浜産) |
ホトケドジョウと本種 額角が非常に短い。 (2017.6.18 横浜産) |
| 戻る | 先頭ページへ | |