| アカハライモリ | |
| 学名:Cynops pyrrhogaster | |
![]() 水槽内の♂(2017.6.15 静岡県産) |
| Data | |
| 和名 | アカハライモリ 別名:ニホンイモリ,イモリ |
| 体長 | ♂:8〜10cm ♀:10〜13cm |
| 分布 | 本州,四国,九州,佐渡島,隠岐,壱岐,大隈諸島,トカラ列島(中之島) ※北海道や伊豆諸島でも人為的に移入したものが繁殖しているという。 |
| 餌 | 昆虫やミミズなど |
| 解説 |
ペットとしても有名な国産イモリ。 体色は黒色で、腹面は真っ赤である為、アカハライモリの和名がある。 本種は有毒で、耳腺からテトロドトキシンという毒素を分泌し、赤い腹部は警戒色(標識色)と考えられている。 また、本種は高い再生能力があることでも知られ、尻尾のみならず脚や目のレンズまで再生することができる。 雌雄は尾の形状で比較的簡単に判別できる。 本種は成体であればアクアテラリウムで簡単に飼育が可能だが、繁殖となると基本的に生きた餌しか食べないことと複数飼育での共食い、変態後は上陸して陸上で再び生きた餌を与える必要があるなど手間が掛かる。 現在、6月4日に静岡県の池で3匹採集したものを飼育しており、腹部の斑紋は様々ではあるが、中間色が目立ち鹿児島県で見た個体とは印象が異なっていた。残念ながらすべて♂のようであったが、カメ用飼料の乾燥糸ミミズをよく食べている。 本種にはカエルのような吸盤はないものの脱出の名人と呼ばれるほどよく水槽を脱走するということなので蓋を自作したが、普段ガラス面を登ることはほとんどなく、安心していたが旅行で4日留守にする為、蓋を一部捲り自動給餌器をセットしたが、帰宅時に1匹脱走したらしく後に干物になった本種が出てきた。 やはり♀が欲しいので7月15日に再び同じ場所に行き、ライトトラップのついでに5匹採集、そのうち♀は3匹含まれていることを確認した。 |
| 飼育メモ |
6月1日に藻に産み付けられた卵を2個確認した。卵は1個ずつ透明な卵のうに覆われていた。成体に食べられるかもしれないのでミニプラケースに入れた。6月9日に採取した卵を見てみると卵のう内にいるものの大分イモリの姿に近づいていた。6月10日には卵のうから出ていたのでロックポンドからネットで採取したプランクトンを入れた別のミニプラケースに移した。ただ、体長は目分量で5mm程で目もできていない状態で餌を食べるようになるまでには日数がかかると思われる。卵は3日間で4個採れただけに止まった。多頭飼育のため発見する前に食べられてしまうのか産卵数が少ないのかは不明。 孵化から6日後の6月16日には10.5mm程までに成長し、かなり色づき俊敏に泳げるまでになっていた。残りの卵は濁ったようになっており、死んでしまったようだ。幼生の飼育も非常に難しく本格的に飼育しようとは思っていないが、できるところまでは飼育していきたい。 とりあえずロックポンドの水をネットで濾してミジンコの密度を高めた水を半分程入れ替えてみた。 6月23日、幼生は14mmまでに成長しており、に前脚が生えていた。再度ミジンコの密度を高めた水を入れ替えて観察したところ、ミジンコに反応しパクっと食べる様子が観察できた。小さなヌマエビ類の幼生もいるがまったく見向きもしなかった。翌日、さすがに餌としてミジンコは小さすぎると感じ、ボウフラを探してきて入れたところ4mm程度のボウフラをよく食べた。 6月28日、小さな後脚が確認できた。 6月30日、体長は19mmとかなり大きく成長していた。たくさん入れておいたボウフラも数日でなくなるようになり、大きなボウフラを積極的に食べていた。 7月7日、体長が26mmと更に大きく成長、後脚も大きくなり普通に歩けるようになった。大小のボウフラを10数匹入れても半日程度でなくなってしまう。 7月23日、上陸の気配はまだなかったのだが突如脱走して毛むくじゃらになってしまった。 |