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グラントシロカブト Dynastes granti 産地:USA アリゾナ州 〜第1部〜 |
グラントシロカブト3齢幼虫
1・2齢幼虫購入 |
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2002年1月23日 ネットで見つけたグラントシロカブト1・2齢幼虫(F2)をドルク○グッズから6頭購入した。 市販のカブトマットで中プラケースに3頭ずつセットした。 |
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マット交換(1回目) |
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2月23日 中プラケースに2頭ずつに変更、マットは2/3を新しいものに交換。 初期の3齢幼虫4頭と2齢幼虫2頭の計6頭を確認。 2頭の2齢幼虫のうち、1頭は毛深く赤っぽく見える。(写真:右参照)最初は個体差かと思っていたがKUWATA No.9の記事で脱皮直前の個体であることが分かった。 ドックフードの添加は効果的らしいが初めての飼育なので安全第一で通常のカブトマットのみで飼育していくことにした。 |
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マット交換(2回目) | |||
4月13日 すべて3齢幼虫になっていた。 線虫が発生していたので、新しいマットに交換した。 |
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マット交換(3回目) |
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7月6日 マット交換をした。 まずまず大きくなっていて成熟したのか黄色くなっていた。 蛹化が近いのかもしれないので2ケースに下部2,3cmに黒土を混ぜ固く詰めた。1ケースはマット交換のみにしてみた。 幼虫に黒い斑点が複数あった。成虫の黒い斑点模様と関係があるのだろうか? |
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マット交換(4回目) | |||
9月15日 まだ蛹化する気配はない。気が早すぎたようだ。 やや大きめの2頭は中プラケース、小さめの4頭は大プラケースに移動した。 マットはカブト専用マットとクワガタ幼虫に使ったマットを混ぜたものを使用した。 |
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マット交換(5回目) | |||
小さめの4頭の大プラケースのマット交換をすることにした。 しかし、蛹室を造りだすような雰囲気がして、マット上には明確な4つの穴が直角に空いていた。 しかし、マットがかなり劣化していたので、マットを新しいものに交換した。 マットは安価にするために近くのコナラやカシ主体の雑木林で採取した腐葉土を主体にしてカブト専用マット、クヌギマット、クワガタ幼虫使用済みマットを混ぜたもの(以下、オリジナル腐葉土マット)を使用した。 12月14日 少し大きめの2頭の中プラケースのマット交換をすることにした。 前回のマット交換から3ヶ月経っているのに糞が少なく幼虫も何の変化もしていなかった。 マットはオリジナル腐葉土マットを使用した。 本種は小さめのカブトムシであるにも関わらず、卵での約3ヶ月の休眠に加え幼虫期間も長いようで、結局ヘラクレスオオカブト並みの期間が掛かるみたいだ。 |
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蛹室作成 | |||
2003年1月5日 やや大きめの2頭がいる中プラケースで、1頭すでに前蛹になっているのを発見!! マット中間で蛹室を造ってあり、わずかに確認できる。蛹室は斜め向きである。♂かも? やや小型のカブトなのに予想よりはるかに長かった。1齢幼虫を購入して約1年である。 もう1頭もその蛹室の下のケース下部で蛹室を造っている。 4頭のいる大プラケースは去年、蛹室を造る兆しはみられたもののマット交換後はまったく造る気配がなかったが、4頭とも蛹室を造り出す雰囲気がする。 |
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♂蛹化 | |||
1月15日 ついに蛹化した。朝見たらまだ蛹化したてで角が縮んでいた。夜、確認したら一部しか確認はできないが、長めの角が確認できた。最初が♂とは、ヘラクレスに比べ♂♀の体格差が少ない為、羽化ズレも少ないようである。 まだ他の幼虫は蛹室を造っていない。造っていたように見えた幼虫も移動してしまった。 |
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蛹化用ケースセット | |||
1月18日 ♂が先に蛹になってしまったので、大プラケース4頭のマットを交換して蛹化しやすいように黒土を混ぜてケース下部を固めに詰めた。 |
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♂の羽化 |
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2月12日 ついに♂が羽化した。1ヶ月以上かかると思っていたが意外と早かった。 早く綺麗な白いカブトを見たいが羽化直後は黒ずんでいて白くなるのは10日以上あとのことらしい。 同ケースの幼虫も斜めの蛹室を造り前蛹になっているので、この個体も♂のようである。 大プラケースの4頭もようやく蛹室を造ってくれた。羽化した♂には間に合わないと思うが後の5頭はペアリングのタイミングはバッチリなので累代飼育は成功するだろう。 ♀が多ければ言うことなしである。 2月15日 羽化した♂を取り出してみた。 予想以上の角の長めの♂だった。前翅の黒点も少なく真っ白になるのが楽しみだ。 胸角はやや先端が右寄り、前翅のお尻の部分が少し延びきっていないのがちょっと残念ではある。 |
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2月22日 そろそろ白くなっているかなと♂を取り出してみたところ、まだ黒っぽかった。だが見ているうちにだんだん白くなってきた。ケースから取り出したことで湿度が低くなって乾燥してきたためだろう。 みるみる白い部分が大きくなっていったが、途中までで発色がストップしてしまった。まだ、全身白くなるには1週間くらいかかるのかもしれない。前翅の黒点が大きくなっていた。 腹面の体毛まで白色に近いクリーム色をしていた。 この日、更に♂が蛹化した。 |
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3月2日 ついに全身白くなった。やはりとても綺麗。 体長は72mmだった。 |
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残り4頭の蛹化 | |||
3月8日 大プラケースで多頭飼育していた4頭もすべて前蛹になっていたが、今日1頭が蛹化した。側面から一部しか見えないので、♂か♀か判断できなかった。 3月9日 2頭目も既に蛹になっていた。一部しか見えないので、壊中電灯で照らしてみると2頭とも♀だった。今蛹の♂とは2週間ほどの誤差はあるがペアリングには問題ないだろう。 3月10日 3頭目も蛹化した。雌雄確認できず。 3月17日 最後の4頭目も蛹化した。雌雄確認できず。♀であってほしい。 |
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後食開始 | |||
3月14日 新成虫の♂72mmがマット上に出ていたのでゼリーをセットしてみたが、また潜ってしまった。 3月15日 ♂が後食を開始した。羽化後1ヶ月で後食を開始することが分かった。 |
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2匹目の♂羽化 | |||
3月24日 中プラケースで飼育していた2匹目の♂が羽化した。蛹の期間は1匹目は28日間、2匹目は30日間とほぼ1ヶ月だった。 4月5日 ♂を取り出してみた。完品の76mmだった。1匹目よりも多少大きく満足のいく個体だった。♀も羽化しだしたので、ペアリングにはこの♂を使うつもりである。 4月12日 再度、♂76mmを取り出してみた。かなり発色してきたが、少々茶色いシミが見られた。胸角が太くカッコいい個体だった。 |
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♀4頭の羽化 | |||
4月4日 蛹を確認したところ既に2匹が羽化していた。近日中に雌雄を確認したい。 4月8日 もう1匹羽化した。 4月12日 羽化した3匹を掘り出してみた。3匹とも♀だった。願ったり叶ったりといったところである。まだ蛹のものも大きさから♀のようなので、♂2匹♀4匹ということになり、多くのブリードが期待できる。 1匹はかなり発色しだしたがまだ完全には白くはならなかった。4月8日に羽化した♀はまだ前翅が赤っぽくじっとしている。 |
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4月17日 最後の蛹が羽化した。雌雄の確認が出来ないが多分♀だと思う。 4月26日 最後の新成虫を取り出してみた。やはり51mm程度の♀だった。 羽化させた新成虫からペアリングに挑戦してみたいと思います。第2部をご覧下さい。 |