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シマヨシノボリ
学名:Rhinogobius sp.

シマヨシノボリ(2007.7.8)
Data
和名 シマヨシノボリ
体長 約6cm
分布 本州,四国,九州,南西諸島
エサ 昆虫
コメント
ヨシノボリの一種。
和名の通り、ヒレや顔に縞模様が明瞭に表れるのが特徴。
産卵期には♀の腹部は青くなる。
北海道を除く全国の河川に広く分布している。
本種は両側回遊型。
 
写真の個体は2007年7月8日に鎌倉市内の山にある極浅い小川で採集したもの。水深わずか2〜3cmで、魚がいるとは思ってもいない小川だったが、石をどかしてみると、本種が飛び出してきたのでちょうど60cm水槽が寂しかったので採集した。2匹採集することができ、60cm水槽に入れて見ると、綺麗な赤色の模様に気付いてビックリ。更に背びれが尖っている♂と、尖っていない♀であることが確認でき、ペアで飼育することができたが、両側回遊型なので繁殖できないのが残念。
餌はよく増えるホソワラジムシPorcellionides pruinosus)を与えており、嗜好性も非常に高く採集した成体で1年以上飼育している。ただ、ペアが非常に仲が悪く、♂が完全に負けてしまっており、物陰から少しでも外に出ようものなら♀に物凄い勢いで追い掛け回され、餌を十分に取れず採集から翌年の7月に死亡してしまった。
♀は2008年8月4日から同居しているヌマチチブTridentiger brevispinis)の撮影の為に、同年11月2日に水槽を探し回って以来、一度もシマヨシノボリの姿が見れなくなったので死んでしまったと思い込み、生きたホソワラジムシによる給餌を断念していたのだが、翌年の1月3日に突如水面をピョンピョンとジャンプする音が聞こえたので見てみると死んだと思われたシマヨシノボリが元気に生きていた。探し回ったことで襲われたと思い込みすっかり臆病になっていた事が分かった。しかし、肉食だと思っていたのだが、何を食べていたのだろうか?
PHOTO


背びれが尖らない。縄張り意識が強く、少しでも♂が目に付くと追い掛け回してしまう。
(2007.12.29)
 
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