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ヤブヤンマ
学名:Polycanthagyna melanictera

サクラに止まる♀(2020.5.29)
Data
和名 ヤブヤンマ
体長 腹長♂:58〜65mm
腹長♀:58〜64mm
分布 本州,佐渡島,伊豆諸島,淡路島,隠岐,四国,九州,対馬,五島列島,甑島列島,大隅諸島,トカラ列島,奄美諸島,沖縄諸島
出現期 5〜9月
昆虫
解説 大型のヤンマ。
成熟した♂では複眼が水色になり、腹部の黄色い斑紋も第2節までは水色、他は黄色〜黄緑色になる。
♀は成熟しても斑紋は黄色のままだが、腹部の斑紋は♂より発達する。
林内などの薄暗い池沼を好む。
国内に生息するヤブヤンマ属(Polycanthagyna)は本種のみ。
 
写真は5月29日に川沿いの公園の周囲に植えられていたサクラに止まっていた♀を撮影したもの。この前、この近くでキマダラカメムシの死骸を発見していたため、寄主植物であるサクラを中心に探していたら偶然本種を見つけることができた。普段は素通りしていた誰もいない公園内のサクラを1本ずつ見て周ったところ最後のサクラに本種が止まっておりまるでオニヤンマのような大きさに驚かされた。まだ午前中で飛翔前と見えて少し歩く程度でまったく飛ぶ気配はなかった。
PHOTO

サクラに止まる♀@
(2020.5.29)

サクラに止まる♀A
(2020.5.29)

サクラに止まる♀B
(2020.5.29)

♀の頭部のアップ
(2020.5.29)
 
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