ホーム > トンボ目 > イトトンボ科 > イトトンボ亜科
 
オオイトトンボ
学名:Paracercion sieboldii

ダム湖周辺にいた未成熟個体(2018.5.1 新潟県)
Data
和名 オオイトトンボ
体長 ♂:27〜38mm ※腹長:21〜30mm
♀:28〜42mm ※腹長:19〜33mm
分布 北海道,利尻島,奥尻島,本州,佐渡島,隠岐,四国,九州,壱岐,五島列島,対馬
出現期 4〜10月
小型昆虫
解説 イトトンボの一種。
♂は成熟すると、胸部と腹部先端が青くなる。♀では黄色。
同属には似た種も多いが、本種は複眼後方にある眼後紋が特に大きくなり、その間にある後頭状も明瞭であることや胸部側面に見られる肩縫線の黒条内に淡色部がないことなどで区別できる。
水深の浅い沼地を好む。
日本海側に多く分布している。
 
国内に生息するクロイトトンボ属(Paracercion)は以下の5種。
和名/学名 分布
クロイトトンボ
Paracercion calamorum
北海道,利尻島,本州,佐渡島,隠岐,四国,九州,対馬,壱岐,五島列島,上甑島,下甑島,種子島
オオイトトンボ
Paracercion sieboldii
北海道,利尻島,奥尻島,本州,佐渡島,隠岐,四国,九州,壱岐,五島列島,対馬
セスジイトトンボ
Paracercion hieroglyphicum
北海道,利尻島,本州,四国,九州,見島,五島列島
ムスジイトトンボ
Paracercion melanotum
本州(宮城県以南),伊豆諸島,隠岐,四国,九州,壱岐,対馬,五島列島,上甑島,下甑島,種子島,屋久島,南西諸島
オオセスジイトトンボ
Paracercion plagiosum
本州(東北地方,新潟県,関東地方)
 
写真は5月1日に新潟県のダム湖周辺の水草が豊富な沼地沿いの草むらにいた成熟の本種を撮影したもの。3,4匹見られた。
PHOTO

ダム湖周辺にいた未成熟個体@
(2018.5.1 新潟県)

ダム湖周辺にいた未成熟個体A
(2018.5.1 新潟県)

ダム湖周辺にいた未成熟個体B
(2018.5.1 新潟県)

スギナに止まる本種(未成熟個体)C
(2018.5.1 新潟県)
 
先頭ページへ