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ツクツクボウシ
学名:Meimuna opalifera

♂(2021.8.5 岩手県)
Data
和名 ツクツクボウシ
体長 29〜31mm
 翅の先までの場合:45mm
分布 北海道,本州,伊豆諸島,佐渡島,舳倉島,能登島,隠岐,淡路島,四国,沖ノ島,九州,越前(沖ノ島),対馬,壱岐,五島列島,天草諸島,男女群島,甑島列島,家島,大隅諸島,トカラ列島
出現期 7〜9月
木の汁
 幼虫は地中から木の根の汁を吸う。
解説 夏の終わり頃に出現する細長いセミ。
全体的に黒っぽく、胸部にはやや不明瞭な緑色模様がある。
ヒグラシよりもやや小さい。
鳴き方はツクツクボウシ・ツクツクボウシ・・・と表現する場合と、オーシーツクツクと表現することがあるが実際の鳴き声が違うのではない。しいて言えば日本人がニワトリの鳴き声をコケコッコーと表現するのと米国ではクックドゥードゥルドゥーと表現していることと同様である。実際に聴いた限りでは小さな声でツクツクツクと連続的に小さい声で鳴いた後にボウシィーー!!と大きな声で鳴くというのを繰り返しているようであった。
本種の抜け殻は他のセミに比べ、非常に細長いので判別は容易である。
 
国内に生息するツクツクボウシ属(Meimuna)は以下の5種。
和名/学名 分布
ツクツクボウシ
Meimuna opalifera
北海道,本州,伊豆諸島,佐渡島,舳倉島,能登島,隠岐,淡路島,四国,沖ノ島,九州,越前(沖ノ島),対馬,壱岐,五島列島,天草諸島,男女群島,甑島列島,家島,大隅諸島,トカラ列島
クロイワツクツク
Meimuna kuroiwae
本州(千葉県),九州,宇治(家島),薩摩黒島,薩摩竹島,硫黄島,種子島,馬毛島,屋久島,口永良部島,トカラ列島,奄美大島,喜界島,加計呂麻島,請島,与路島,徳之島,沖永良部島,沖縄島,伊江島,伊平屋島,伊是名島,久米島,渡嘉敷島,慶留間島,阿嘉島
オオシマゼミ
Meimuna oshimensis
奄美大島,加計呂麻島,請島,与路島,徳之島,沖縄島,瀬底島,久米島,渡嘉敷島,阿嘉島
イワサキゼミ
Meimuna iwasakii
石垣島,西表島,黒島,小浜島
オガサワラゼミ
Meimuna boninensis
小笠原諸島(聟島,父島,兄島,弟島,母島,向島)
 
トップの写真は8月5日に岩手県で撮影したもの。川沿いの木で盛んに鳴いていた。
八丈島でも撮影しているが、八丈島のセミは本種1種のみしかいないため数が多く、生息林内でライトトラップをしていたところ、夜にも関わらず4,5匹の本種が飛来した。幼虫までシートに登って羽化しようとしていたので近くの枝に移し、羽化させた。飛来した個体は薄茶色の個体ばかりだが、羽化直後の新鮮な状態では緑色だった。
PHOTO

自宅の外灯に飛来した♂@
(2025.9.21)

♂@
(2021.8.5 岩手県)

♂A
(2021.8.5 岩手県)

ライトトラップに飛来した♂
(2018.8.12 八丈島)

♂の羽化
(2018.8.13 八丈島)

羽化直後の♂@
(2018.8.13 八丈島)

羽化直後の♂A
(2018.8.13 八丈島)

鳴いている♂
(2007.9.8)

モミジ上の♂
(2006.8.19)

自宅の外灯に飛来した♀@
(2025.8.27)

自宅の外灯に飛来した♀A
(2025.8.27)

ライトトラップに飛来した♀
(2018.8.13 八丈島)

サクラ上の♀@
(2007.9.8)

サクラ上の♀A
(2007.9.8)

抜け殻@
他のセミに比べ非常に細長い。
(2006.8.20)

抜け殻A
(2006.8.20)
雌雄の相違点

♂の腹面
腹弁と腹部は黒褐色。
鳴くために腹部の基部にある腹弁が大きく発達している。
(2018.8.13 八丈島)

♀の腹面
腹弁と腹部は黄褐色。
腹部の基部にある腹弁が小さい。
産卵管がある。
(2018.8.13 八丈島)

♂の腹弁
鳴くために腹部の基部にある腹弁が大きく発達している。
(2025.9.21)

♂の腹弁
腹部の基部にある腹弁は小さい。
(2025.8.27)
 
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