ホーム > カメムシ目 > セミ科 > セミ亜科
 
ミンミンゼミ
学名:Hyalessa maculaticollis

ミンミンゼミ(2006.8.14)
Data
和名 ミンミンゼミ
体長 33〜36mm
 翅の先までの場合:62mm
分布 北海道(南部),奥尻島,本州,飛島,粟島,伊豆諸島(大島,利島,新島),佐渡島,能登島,隠岐,淡路島,四国,九州,対馬,五島列島,天草諸島,甑島列島
出現期 7〜9月
木の汁
 幼虫は地中から木の根の汁を吸う。
解説 日本に生息する代表的なセミのひとつ。
黒い体色に青緑色の斑紋が特徴。翅は透明。
ミ〜ン、ミンミン・・・と大きな声で鳴く。
卵の期間は長く孵化まで300日ほど掛かる。
国内に生息するミンミンゼミ属(Hyalessa)は本種のみ。
 
通常、アブラゼミが最もよく見られ、本種はその次に多い程度だが、鎌倉に引っ越した年の夏は雨不足だったせいか、本種が異常に多く、乾燥に弱いアブラゼミは非常に少なかった。両種は湿度によって個体数が大きく増減するようだ。
アブラゼミと本種はほとんど同じサイズで抜け殻はよく似ているが、アブラゼミの触角の第3の節が第2節の1.5倍ほど長くなるのに対し、本種は第2の節と同じ程度の長さで更に第2の節よりも第3の節が細くなることで区別できる。
PHOTO

抜け殻@
(2006.7.29)

抜け殻A
(2006.7.29)

ミンミンゼミの抜け殻の触角
触角の第3節が急に細くなっているのが分かる。
(2006.8.6)

アブラゼミの抜け殻の触角
触角の第3節は長く、太さも第2節と同じ。
(2006.8.6)
羽化

羽化@
(2007.7.26 18:51)

羽化A
翅が伸び始める。
(2007.7.26 19:06)

羽化B
翅が伸びきった。
(2007.7.26 19:25)

羽化C
色付いてきた。
(2007.7.26 22:25)

羽化後のミンミンゼミ♂
雌雄は腹部にある腹弁が大きいものが♂。
(2007.7.28)
 
先頭ページへ