ホーム > クモ目 > コガネグモ科
 
オオトリノフンダマシ
学名:Cyrtarachne inaequalis

オオトリノフンダマシ(2008.10.18)
Data
和名 オオトリノフンダマシ
体長 ♂:2mm
♀:12〜13mm
分布 本州,四国,九州,男女群島,甑島列島,大隅諸島,奄美諸島,沖縄諸島
出現期 6〜9月
昆虫
解説 鳥の糞に擬態したクモ。
腹部はツヤがあり、鳥の糞のようにベトっとした質感があるかのように見える。
腹部左右にオレンジ色の大きな目玉模様がある。更に目玉模様の周りに暗褐色の輪があるが、この輪は体内の組織が透けて見えており動く。
トリノフンダマシに似るが、トリノフンダマシは白っぽいのに対し、本種は全体的に黄色っぽい。
 
国内に生息するトリノフンダマシ属(Cyrtarachne)は以下の4種。
和名/学名 分布
オオトリノフンダマシ
Cyrtarachne inaequalis
本州,四国,九州,男女群島,甑島列島,大隅諸島,奄美諸島,沖縄諸島
トリノフンダマシ
Cyrtarachne bufo
本州,四国,九州,男女群島,甑島列島,大隅諸島
アカイロトリノフンダマシ
Cyrtarachne yunoharuensis
本州,四国,九州,男女群島,甑島列島,大隅諸島
シロオビトリノフンダマシ
Cyrtarachne nagasakiensis
本州,伊豆諸島,四国,九州,男女群島,甑島列島,大隅諸島,トカラ列島,奄美諸島,沖縄諸島,八重山列島
 
写真は10月18日に、湿地に生える水生植物の葉の裏にいた本種を撮影したもの。近くの葉にはその個体が産んだと思われる卵のうも観察することができた。
7月22日にクワの葉の裏に付いていた本種を撮影したもの。
PHOTO

前から見た♀
(2008.10.18)

横から見た♀
(2008.10.18)

♀の腹部
(2008.10.18)

♀@
(2006.7.22)

♀A
(2006.7.22)

♀の幼体@
(2006.7.15)

♀の幼体A
(2006.7.15)

♀と卵のう
上の葉の裏に♀、下の葉に吊るされているのが卵のう。
(2008.10.18)

♀の腹部
目玉模様の縁取りは体内の組織が透けて見えているものである。
(2008.10.18)
 
先頭ページへ