ホーム > クモ目 > ハエトリグモ科
 
フィッシャーハエトリ
学名:Evarcha flavocincta

♀(2007.3.13 由布島)
Data
和名 フィッシャーハエトリ
体長 6〜9mm
分布 本州,九州,南西諸島
出現期 3月
小さい虫
解説 マミジロハエトリ属の一種。
中国からジャワにかけて分布している種で、国内で南西諸島に生息しているのはマミジロハエトリ属の中では本種のみ。
当ページ掲載当初は図鑑に掲載されていなかった種で、マミジロハエトリの一種(Evarcha sp.)としていたが後に購入した「日本産クモ類」(東海大学出版会)に図示はされていないものの本種が記載されていたため、本種と同定した。
由布島で♀のみ発見したが、マミジロハエトリより明らかに大きく、腹部の模様はマミジロハエトリの幼体に似ているが、腹部後方にある1対の明瞭な黒紋が本種は痕跡程度だった。
 
国内に生息するマミジロハエトリグモ属(Evarcha)は以下の5種。
和名/学名 分布
マミジロハエトリ
Evarcha albaria
北海道,本州,四国,九州
ホオジロハエトリ
Evarcha proszynskii
北海道,本州(高地)
マミクロハエトリ
Evarcha fasciata
本州,四国,九州
シッチハエトリ
Evarcha arcuata
北海道,本州(北部)
フィッシャーハエトリ
Evarcha flavocincta
本州,九州,南西諸島
撮影メモ 2007年3月の西表島旅行で出会った54種目の生き物。由布島の海岸近くの草の葉上でウロウロしていた本種を発見した。西表島のような南西諸島の生物は新種やまだ和名も付けられていないものが多く、本種もその一つのようだ。
 
53種目 54種目 55種目
PHOTO

葉上の♀
(2007.3.13 由布島)
 
先頭ページへ