ホーム > クモ目 > アシダカグモ科
 
コアシダカグモ
学名:Sinopoda forcipata

コアシダカグモ♂(2007.2.11)
Data
和名 コアシダカグモ
体長 ♂:16〜20mm
♀:20〜25mm
分布 本州,四国,九州
出現期 1年中
昆虫(ゴキブリ,セミなど)
解説 大型のクモ。
主に樹林内や洞窟内に生息して、夜に昆虫類を捕食する。
アシダカグモとよく似ているが、アシダカグモは主に屋内に生息し、本種ではあまり屋内には住み着かず、主に屋外に生息する。更に本種は頭胸部がアシダカグモよりも長く、腹部の後縁付近の三角形の黄色い斑が非常に明瞭で、体色も全体的に強い褐色をしている。
 
国内に生息するコアシダカグモ属(Sinopoda)は以下の8種。
和名/学名 分布
コアシダカグモ
Sinopoda forcipata
本州,四国,九州
ヒメアシダカグモ
Sinopoda stellatops
本州(中国地方),四国(北部),九州(北部)
オガタヒメアシダカグモ
Sinopoda ogatai
本州(中部地方)
リュウキュウコアシダカグモ
Sinopoda okinawana
沖縄島,伊平屋島
シロスジコアシダカグモ
Sinopoda albofasciata
渡嘉敷島
アマミコアシダカグモ
Sinopoda tanikawai
奄美大島
シマコアシダカグモ
Sinopoda derivata
トカラ列島(中之島)
トライコアシダカグモ
Sinopoda koreana
九州(北部)
 
写真は2月11日の夜、クヌギやコナラ,サクラなどがある雑木林内でフユシャクの仲間を探していたところ、木の幹に大型の本種を発見し、撮影したもの。大変大きく、アシダカグモにまったく引けを取らない大きさだった。
本種の近くを♀を探して木の幹を滑るようにクロテンフユシャクが飛翔し、本種の上部40cmにはヒロバフユエダシャクも止まっていた。冬場は冬に活動するフユシャクの仲間がよい獲物となっているようだ。
PHOTO

♀@
林縁の鉄柵の影に隠れていた。
(2007.5.4)

♀A
(2009.8.12)

♀B
(2009.8.12)

♀C
(2009.8.12)
 
先頭ページへ