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ハコネキジラミ
学名:Cacopsylla hakonensis

アケビ上の本種(2009.5.9)
Data
和名 ハコネキジラミ
 別名:アケビマダラキジラミ
体長 2.1〜2.4mm
分布 本州,四国,九州
出現期 5〜7月  成虫で越冬する。
アケビ,ミツバアケビの汁
解説 アケビに集まるキジラミ。
全体的に赤褐色をしており、前翅の模様は個体差が多く、前翅の後方が半分ほど黒色のものや、先端付近に褐色の斑紋があるものなどさまざま。
幼虫は、尾端からロウ質白粉を分泌する。
 
幼虫の写真は4月23日にアケビの葉の裏にいた幼虫を撮影したもの。幼虫の姿からキジラミだということは分かっても、種の同定は困難だが、植物を調べることで容易に同定することができた。その後、5月9日にそろそろ成虫になっている頃だろうと同じアケビを訪れてみると期待通り、成虫が複数見られた。図鑑に記載されていた通り、翅先が黒色の個体と斑紋になっている個体も見られた。
2月19日は、アカマツで越冬中のキジラミが見られたが、体色は越冬中に濃くなる為、一見するとサツマキジラミPsylla satsumensis)に見えるが、翅の斑紋や会合部の翅脈の暗色紋後方の淡色部など細かな部分を見る限りでは本種のようだった。恐らく寄主のアケビ類が無い冬の間はマツなどに移って越冬するのではないかと思っている。
PHOTO

アケビ上の成虫@
(2009.5.9)

アケビ上の成虫A
(2009.5.9)

アケビ上の成虫B
(2009.5.9)

越冬中の成虫@
右手前にもう1匹いる。
(2010.2.19)

越冬中の成虫A
(2010.2.19)

越冬中の成虫B
(2010.2.19)

アカマツ上で越冬中の成虫
(2010.2.19)

アケビ上の幼虫@
(2009.4.23)

アケビ上の幼虫A
(2009.4.23)

アケビ上の幼虫B
(2009.4.23)

アケビ上の幼虫C
(2009.4.23)

食草のアケビ
(2009.4.4)
 
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