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シマサシガメ
学名:Sphedanolestes impressicollis

自宅の庭にいた個体(2018.6.10)
Data
和名 シマサシガメ
体長 13〜16mm
分布 本州,伊豆諸島(神津島,三宅島),四国,九州,対馬,五島列島(中通島)
出現期 5〜8月
昆虫
 幼虫も同様。
解説 サシガメの一種。
体色は黒色で翅からはみ出ている複合板と各腿節は白と黒の縞模様。
ヨコヅナサシガメやモンシロサシガメに似るが、本種の各腿節には白色または橙色の3つの環状紋があることで区別できる。
また、ヤニサシガメにも似るが、本種はヤニサシガメのようなベタついた物質をまとっていないことや後脚の腿節の白色環状紋が3個あることなどで区別できる。
海外では台湾,朝鮮半島,中国,インドに分布している。
 
国内に生息しているシマサシガメ属(Sphedanolestes)は以下の2種。
和名/学名 分布
シマサシガメ
Sphedanolestes impressicollis
本州,伊豆諸島(神津島,三宅島),四国,九州,対馬,五島列島(中通島)
ヒメシマサシガメ
Sphedanolestes albipilosus
石垣島,西表島
 
写真は6月10日に自宅の庭の縁側のクモの巣に引っ掛かっていた本種を救出して撮影したもの。後の7月12日には対馬でも撮影したが、その時の個体は腿節の環状紋がオレンジ色で異常なほど素早く、撮影中も何を撮影しているのか分からないほどであった。後から写真を確認しているとアリを銜えた本種であることが分かった。色彩は個体差らしい。
幼虫の写真は近所の林道でササなどの茂みをビーティングして得られたもの。大きさや翅芽の大きさから終齢幼虫と思われる。
PHOTO

自宅の庭にいた個体@
トップの写真をトリミングしたもの。
(2018.6.10)

自宅の庭にいた個体A
(2018.6.10)

自宅の庭にいた個体B
トップの写真をトリミングしたもの。
(2018.6.10)

自宅の庭にいた個体C
本種には赤い模様がない。
(2018.6.10)

アリを捕食中の本種@
(2019.7.12 対馬)

アリを捕食中の本種A
(2019.7.12 対馬)

アリを捕食中の本種B
(2019.7.12 対馬)

ビーティングで得られた終齢幼虫@
(2022.5.18)

ビーティングで得られた終齢幼虫A
(2022.5.18)

ビーティングで得られた終齢幼虫B
(2022.5.18)

ビーティングで得られた終齢幼虫C
(2022.5.18)
 
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