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ヤニサシガメ
学名:Velinus nodipes

アカマツ上の本種(2010.6.12)
Data
和名 ヤニサシガメ
体長 12〜16mm
分布 本州,伊豆諸島(神津島),四国,九州
出現期 5〜7月
昆虫
 幼虫も同様。
解説 ヤニのような物質を身にまとっているサシガメ。
主にアカマツやクロマツに生息し、小型昆虫を捕食する。
幼虫は木の洞などで越冬し、5月頃に羽化する。
帰化種のヨコヅナサシガメAgriosphodrus dohrni)が広葉樹に広く見られるのに対し、本種はスギやヒノキなどの針葉樹に多く見られる。
国内に生息するヤニサシガメ属(Velinus)は本種のみ。
 
幼虫の写真は12月16日にクワの大木に本種の幼虫が1匹だけ止まっているところを発見し撮影したもの。冬場にはスギやヒノキの樹皮裏に越冬している本種の幼虫が複数見られた。
2010年6月12日にアカマツ上にいた成虫を発見した。幼虫を目にすることは多いが、成虫を見たのはこれが初めてでようやくお目にかかった。動作は鈍いものの、幼虫に比べるとよく歩いていた。
PHOTO

アカマツ上の本種@
(2010.6.12)

アカマツ上の本種A
(2010.6.12)

アカマツ上の本種B
(2010.6.12)

幼虫@
(2006.12.16)

幼虫A
(2006.12.16)

幼虫B
(2006.12.16)

杉の樹皮裏で越冬する幼虫達@
(2008.2.16)

杉の樹皮裏で越冬する幼虫達A
(2008.2.16)
 
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