ホーム > カメムシ目 > マルカメムシ科
 
ヒメマルカメムシ
学名:Coptosoma biguttulum

葉上の本種(2023.5.1)
Data
和名 ヒメマルカメムシ
体長 3〜4mm
分布 北海道,本州,四国,九州
出現期 5〜10月
マメ科(ハギ,クサフジ,ダイズ,アズキなど)の汁
 幼虫も同様。
解説 マメ科に集まるマルカメムシの一種。
全身光沢のある黒色で、小楯板基部両側に小さな黄色い紋がある。
近似種にタデマルカメムシがいるが、タデマルカメムシでは黄色い紋がより小さく、小楯板の後縁が細く黄色に縁どられるのに対し、本種では黄色い紋がやや大きく、小楯板の縁取りが不明瞭か消失するなどの相違点がある。
 
国内に生息するタデマルカメムシ属(Coptosoma)の仲間は以下の9種。
和名/学名 分布
ヒメマルカメムシ
Coptosoma biguttulum
北海道,本州,四国,九州
ヒロズマルカメムシ
Coptosoma capitatum
本州
クロマルカメムシ
Coptosoma chinense
北海道?,本州?
タデマルカメムシ
Coptosoma parvipictum
本州,四国,九州,対馬
エゾマルカメムシ
Coptosoma scutellatum
北海道(東部)
クズマルカメムシ
Coptosoma semiflavum
本州,四国,九州,対馬
ミヤコキベリマルカメムシ
Coptosoma sphaerula
宮古島,石垣島,西表島,与那国島
シャムマルカメムシ
Coptosoma variegatum
石垣島,与那国島
ルソンマルカメムシ
Coptosoma xanthogramma
小笠原諸島(父島,硫黄島,南硫黄島)
 
トップの写真は5月1日に海岸付近の草むらにいた本種を撮影したもの。止まっていたのはイネ科と思われるが近くにマメ科の植物があるらしく、多数の本種が見られた。
PHOTO

海岸付近にいた個体@
(2023.5.1)

海岸付近にいた個体A
(2023.5.1)

海岸付近にいた個体B
(2023.5.1)

マルカメムシと本種@
(2023.5.1)

マルカメムシと本種A
(2023.5.1)

葉上の本種
(2011.6.4)
 
先頭ページへ