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キスジホソヘリカメムシ
学名:Riptortus linearis

畑沿いにいた個体(2017.3.22 西表島)
Data
和名 キスジホソヘリカメムシ
体長 14〜17mm
分布 沖縄諸島,先島諸島
出現期 一年中
マメ科の植物の汁
 幼虫も同様。
解説 後脚が太いヘリカメムシ。
細長い体形をしていて、後脚が太く発達しておりトゲもある。
本種の若齢幼虫はアリそっくりな形をしている。
全国に分布するホソヘリカメムシRiptortus clavatus)と同属で、生態と共に非常によく似ているが、本種の側面は黄色をしている。
また、ヒメキスジホソヘリカメムシ(Riptortus ryukyuensis)では更に似るがヒメキスジホソヘリカメムシでは小型で触角が茶色であるのに対し、本種では一回り大きく触角が♂ではすべて黒色、♀では先端部が黒色であることで区別できる。
海外では台湾,中国,東洋区,中東,オーストラリアに分布している。
 
国内に生息しているホソヘリカメムシ属(Riptortus)は基亜属の以下の3種。
和名/学名 分布
ホソヘリカメムシ
Riptortus pedestris
北海道,本州,四国,九州,対馬,壱岐,甑島列島,南西諸島
キスジホソヘリカメムシ
Riptortus linearis
沖縄諸島,先島諸島
ヒメキスジホソヘリカメムシ
Riptortus ryukyuensis
南西諸島(奄美大島以南)
 
トップの写真は3月22日に西表島の畑沿いにいた本種を撮影したもの。植物の種に集まっていたようで多数の成虫と幼虫を見ることができた。
PHOTO

畑沿いにいた個体
(2017.3.22 西表島)

草むらにいた個体
日当たりの良い草むらに飛来してまたすぐに飛び去った。
(2006.6.25 西表島)

食物の種に集まる本種の成虫と幼虫
左の個体はヒメマダラナガカメムシ
(2017.3.22 西表島)

食物の種に集まる幼虫
(2017.3.22 西表島)

幼虫
(2017.3.22 西表島)
 
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