ホーム > カメムシ目 > ホソヘリカメムシ科 > ホソヘリカメムシ亜科
 
ホソヘリカメムシ
学名:Riptortus pedestris

河川敷にいた個体(2020.8.29)
Data
和名 ホソヘリカメムシ
体長 14.5〜17.2mm
分布 北海道,本州,四国,九州,対馬,壱岐,甑島列島,南西諸島
出現期 4〜11月
マメ科の植物の汁,ヤツデなどの花の蜜
 幼虫も同様。
解説 後脚が太いヘリカメムシ。
細長い体形をしていて、後脚が発達しており太くトゲもある。
本種の幼虫は夏に出現し、アリそっくりな形をしている。
夏から秋にかけて普通に見られる。
 
国内に生息しているホソヘリカメムシ属(Riptortus)は基亜属の以下の3種。
和名/学名 分布
ホソヘリカメムシ
Riptortus pedestris
北海道,本州,四国,九州,対馬,壱岐,甑島列島,南西諸島
キスジホソヘリカメムシ
Riptortus linearis
沖縄諸島,先島諸島
ヒメキスジホソヘリカメムシ
Riptortus ryukyuensis
南西諸島(奄美大島以南)
 
トップの写真は8月28日に河川敷にいた本種を撮影したもの。普段よく目にする個体に比べてやや紫がかった綺麗な個体だった。
秋には庭のヤツデの花に集まる本種を見かける。幼虫は翅芽や前胸背の発達具合から齢が分かるが、3齢幼虫が最もアリに似ていた。
PHOTO

葉上の本種@
(2007.7.28)

葉上の本種2
後脚のトゲが確認できる。
(2005.10.15)

ヤツデの花の蜜を吸う本種
11月に本種がヤツデの花の蜜を吸いに来た。
細い口針を花に刺して蜜を吸っているのが分かる。
(2005.11.27)

3齢幼虫@
アリに擬態している。
(2021.6.26)

3齢幼虫A
(2021.6.26)

3齢幼虫B
(2021.6.26)

4齢幼虫
アリに擬態している。
(2007.8.6)

終齢幼虫
ヤブマオに多数見られた。
(2007.8.6)
 
先頭ページへ