ホーム > カメムシ目 > ヒゲナガカメムシ科
 
クロスジヒゲナガカメムシ
学名:Pachygrontha similis

カナムグラ上の本種(2014.5.11)
Data
和名 クロスジヒゲナガカメムシ
体長 約7.5mm
分布 本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,対馬,沖縄島
出現期 4〜11月
イネ科(メヒシバ,エノコログサ,カワラスゲ,サツマスゲなど),カヤツリグサ科などの花穂の汁
解説 鎌のような前脚を持ったヒゲナガカメムシの一種。
本種はヒゲナガカメムシPachygrontha a. antennata)に似るが、本種では黒色部が多く、革質部に黒い縦条があるほか、第5〜7腹節の結合板後縁も黒色。
触角は長く、全体的に茶色をしている。
海外では中国に分布している。
 
日本に生息するヒゲナガカメムシ属(Pachygrontha)の仲間は以下の6種。
和名/学名 分布
ヒゲナガカメムシ
Pachygrontha antennata
北海道,本州,四国,九州,隠岐諸島
オオヒゲナガカメムシ
Pachygrontha austrina
九州,宮古島,石垣島,西表島
ミナミヒゲナガカメムシ
Pachygrontha b. bipunctata
四国,九州,沖縄島,渡嘉敷島,宮古島,石垣島,西表島
ヤクヒゲナガカメムシ
Pachygrontha lurida
屋久島
クロヒゲナガカメムシ
Pachygrontha nigrovittata
九州,沖縄島,南大東島,石垣島,西表島
クロスジヒゲナガカメムシ
Pachygrontha similis
本州,伊豆諸島(八丈島),四国,九州,対馬,沖縄島
 
トップの写真は5月11日にカナムグラの若葉上に止まっていた本種を撮影したもの。4月19日の写真は湿地の木道上にいた個体ですぐに隙間に隠れた。
PHOTO

カナムグラ上の本種
(2014.5.11)

湿地の木道上にいた個体@
(2023.4.19)

湿地の木道上にいた個体A
(2023.4.19)
 
先頭ページへ