ハラビロカマキリ | |
学名:Hierodula patelifera | |
![]() ♀(2008.9.7) |
Data | |||||||
和名 | ハラビロカマキリ | ||||||
体長 | 50〜70mm | ||||||
分布 | 本州,伊豆諸島,淡路島,四国,九州,対馬,五島列島,屋久島,奄美群島,沖縄諸島,北大東島,南大東島 | ||||||
出現期 | 8〜11月 | ||||||
餌 | 小型昆虫 | ||||||
解説 |
幅が広い中型のカマキリ。 普段は木の上で生活しているからかコカマキリやオオカマキリよりは目に付かない。 樹上性で主に樹液や果実に来るチョウをエサにしている。 幅が広いのは♀で♂はスマートな体型をしている。 明るい緑色型が多いが、褐色型も出現する。 卵のうの状態で越冬し、春に孵化する。
11月30日に本種の卵嚢を発見したので持ち帰って管理したところ、翌年の6月7日に孵化した。孵化した1齢幼虫は逃がしたが3匹残して飼育することにした。夜間外灯に飛来するヒメヨコバイの仲間を餌に飼育したところ、6月16日に3匹揃って脱皮し、2齢幼虫になった。1齢では黒味が強かったが2齢では緑色部が増えてきた。6月23日には3匹共に早くも3齢幼虫になっていた。ただ、夜間いつものようにヒメヨコバイ類を飼育ケースに入れている間に2匹も逃がしていたことに後から気付き、1匹となってしまった。 6月30日にまた脱皮し、4齢幼虫になった。褐色部が更に小さくなっていた。 |