ホーム > カメムシ目 > コナカイガラムシ科
 
マツモトコナカイガラムシ
学名:Crisicocus seruratus

イタヤカイデに寄生する♀
左上に見える小さい虫は、モミジニタイケアブラムシの幼虫。
(2010.5.3)
Data
和名 マツモトコナカイガラムシ
体長 3〜4mm
分布 本州,四国,九州
出現期 4〜5,11月
カエデ類,オニグルミ,イチジク,エノキ,ケヤキ,ナシ類,ボケ,カナメモチ,フジ,ブドウ,カキなどの汁
 幼虫も同様。
解説 シュガーパウダーを塗したかのようなコナカイガラムシ。
体色は暗紫色、ロウ質白粉を纏う。
本種は体全体に均一にロウ質白粉で覆われている。
主に幹の窪みや根際の地下部に寄生し、若い枝や葉に寄生することはない。
フジコナカイガラムシ(Planococcus kuraunhiae)と似ているが、本種は体の周囲にロウ質物の突起がないことで区別できる。
♀は不完全変態だが、♂は前蛹・蛹・成虫と完全変態する。
 
写真は5月3日に庭のイタヤカエデにいた♀を撮影したもの。幹の窪みに頭部を突っ込んでいる姿がよく観察できる。幹に固着している訳ではなく、ときどき歩いて餌場を変える。
PHOTO

イタヤカエデに寄生する♀
庭で撮影。
(2010.5.3)
 
先頭ページへ