ホーム > ハチ目 > スズメバチ科 > アシナガバチ亜科
 
ムモンホソアシナガバチ
学名:Parapolybia crocea

巣にいる本種(2011.8.1 静岡県)
Data
和名 ムモンホソアシナガバチ
体長 14〜20mm
分布 本州,伊豆諸島,四国,九州,対馬,大隅諸島,口之三島(黒島)
出現期 5〜9月
昆虫
解説 ホソアシナガバチの一種。
体色は黄色で褐色の斑紋がある。
ヒメホソアシナガバチParapolybia varia)に似るが、ヒメホソアシナガバチの模様はより暗褐色で、頭楯に黒色の縦紋があるのに対し、本種では斑紋が淡めで頭楯は無紋であることで区別できる。体長は本種のほうがやや大きい。
本種の学名は以前Parapolybia indicaとされていたが外国産の別種であることが分かり改められた。
イモムシなどを狩る。
 
トップの写真は8月1日に静岡県の山道で枝に作られた巣に群がっている本種を撮影したもの。
6月4日の写真は自宅の庭のカクレミノに作った巣にいた本種を撮影したもの。父が切ったカクレミノの枝の葉裏にハチの巣があり、もしやと思い、さきほど撮影した本種を観察しているとカクレミノの葉裏を探し回っており、やはりその巣は本種のものでかわいそうに思い、枝ごとカクレミノの木に引っ掛けてやると時間は掛かったが親蜂は無事に巣を見つけ、幼虫の世話を始めた。巣内には幼虫も卵も確認できた。
PHOTO

巣にいる本種@
(2011.8.1 静岡県)

巣にいる本種A
(2011.8.1 静岡県)

巣にいる本種B
頭楯に縦筋がないのが本種の特徴。
(2011.8.1 静岡県)

本種の巣@
(2011.8.1 静岡県)

本種の巣A
(2011.8.1 静岡県)

カクレミノに止まる本種@
(2006.6.4)

カクレミノに止まる本種@
(2006.6.4)

カクレミノに止まる本種A
(2006.6.4)

カクレミノの葉に作られた小さい巣@
(2006.6.4)

カクレミノの葉に作られた小さい巣A
左側は大きい幼虫で、右に行くに従い幼い幼虫、右端は卵がある。
(2006.6.4)
 
先頭ページへ